社会・文化

学校を堂々と「年3日」休んでOK!愛知県が導入予定の「ラーケーション」とは?

愛知県は16日、2023年度から年3日まで学校を休める「ラーケーション」を導入すると発表した。

バケーションでもない「ラーケーション」とは一体何なのか?

2023年度二学期から開始される「ラーケーション」
2023年度二学期から開始される「ラーケーション」

「ラーケーション」=休暇+学習

「ラーケーション」とは、「ラーニング(学習)」と、「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語だという。

休暇ではなく、自主学習日という位置づけ。

保護者の休暇に合わせ、生徒が学校だけでは学べない、体験や探究する機会にする目的がある。

保護者と子どもが相談した上で届け出ることにより、取得できる。

公立の小中高校と特別支援学校が対象。

受けられなかった授業は自習で補う。

23年度の2学期以降に各校で導入していく。

保護者と子どもが相談した上で届け出るというのも良い機会であり、第一関門だ。
保護者と子どもが相談した上で届け出るというのも良い機会であり、第一関門だ。

親子で触れ合う時間を確保&有給取得の機会に

「ラーケーション」は、休み方改革に取り組む愛知県のプロジェクトの一環。

親が土日休みと限らない家庭もある。

また、共働き家庭はなかなか親子の時間を確保しづらい。

親子の時間を大切にするという視点で言えば、子どもが授業のある日に堂々と学校も仕事も休める機会があるというのは貴重だ。

有給の取得率が5割ちょっとという現状の中で、これをきっかけに家族や自分の時間を確保して過ごすという見直しの時となって欲しい。

有給取得率5割の壁を打破!
有給取得率5割の壁を打破!

「県民の日学校ホリデー」も創設

愛知県の取り組みはこれだけにとどまらない。

2023年度から「県民の日学校ホリデー」も取り入れる。

これは、県民の日(11月27日)までの1週間のうち1日を選び、休日にできるもの。

大胆で面白い試みだ。

長所も短所もあるだろうが、やってみなければわからない。

良い結果が出れば、これに続く自治体がでるだろう。

コロナでステイホーム状態やリモートワークが増え、仕事をしながら家族と真剣に向き合う機会になった。

家族と過ごす難しさと共に、家族との時間がいかに大切か痛感した方も多いだろう。

家族のきずなを深めることが出来る機会を積極的に取り入れた愛知県のチャレンジが良い効果を生み出すことを祈る。

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