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メッシに約1800億円の驚愕オファー サウジのアルヒラル

 サッカーのフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに、サウジアラビア1部のアルヒラルから破格のオファーが届いたようだ。

2年契約で計12億ユーロ(約1800億円)とも報じられており、メッシが来季どこのクラブでプレーするかに注目が集まっている。

年俸6億ユーロはロナウドの3倍

 フランスメディアで移籍情報を扱う「フットメルカート」は、「メッシの父が巨額のオファーを受け入れた」と伝えた。

 「アルヒラルは史上最高額の契約をオファーした。

信じられないような金額を提示し、メッシの家族は驚いている。

その額はクリスティアーノ・ロナウドの年俸の倍以上だ」とした。

 ロナウドは2023年1月にイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドから、サウジアラビア1部のアルナスルに移籍。

2年半の契約で年俸は2億ユーロ(約298億円)とされている。

 アルヒラルがメッシに示した額は年俸6億ユーロ(約900億円)で2年契約とされ、総額12億ユーロ(約1800億円)という驚愕の給与。

ロナウドの3倍もの年俸になる。

 この額に対し、メッシの代理人を務める父のホルヘ氏が受け入れたと報じられている。

ただ、ホルヘ氏はメッシのサウジアラビアへの移籍が噂された5月上旬に自身のインスタグラムのストーリーに

「来季に関して、どのクラブとも合意はしていない。

PSGでのシーズンが終わるまではいかなる決断も下されない」

と合意報道を否定するような投稿をしていた。

「契約も、合意も、口頭での合意もない。

レオ(メッシ)の名前を使ったフェイクニュースばかりだ」

として、態度を明らかにしなかった。

PSGと契約切れる今夏 退団は決定的

 メッシとPSGの契約は今シーズン終了の夏まで。

移籍金がかからないため、資金が潤沢なサウジアラビアのクラブは強気なオファーを提示しているとみられる。

 一時はPSGとの契約延長が既定路線と報じるメディアもあったが、メッシとPSGの関係が悪化。

メッシは4月30日の試合後に、クラブの許可を受けずに観光大使としての仕事があったサウジアラビアへ渡航した。

1日のトレーニングは欠席することとなり、PSGはメッシに対して2週間の練習参加禁止の処分を下した。

 メッシは自身のSNSで「試合後はこれまでと同じようにオフが与えられたと思っていたんだ。

以前からキャンセルしていて行けなかったサウジアラビアへの旅行を今回企画していた。

今回はキャンセルできなかった。

チームメイトに謝罪したい。

クラブの決断を待っている」と発信。

しかし、この件を機にPSGとの関係も悪くなり、今夏での退団へと傾いたとみられている。

 メッシがPSGで受け取っている年俸は2500万ユーロ(約37億円)。

金額的にはサウジアラビアの年俸6億ユーロの条件を飲むほうが妥当とも言える。

古巣のバルセロナか 破格のアルヒラルか

 メッシの獲得には、古巣のスペイン1部のバルセロナも動いている。

メッシにとってバルセロナが特別なクラブであることは疑いの余地はない。

2001年に13歳だった時から育成組織のラマシアに入り、2021年夏までを過ごした。

 幼い頃のメッシは成長ホルモンの分泌異常の症状があり、背が伸びず成長ホルモン投与の治療をしないと、体が発達しないと診断された。

その治療費を援助したのもバルセロナ。

治療のかいもあって、メッシは順調に選手としても成長し、10度のラ・リーガ制覇や4度の欧州チャンピオンズリーグ優勝、バルセロナ歴代最多の35回のタイトル獲得、クラブ歴代通算最多672ゴールなど、様々な記録を打ち立てていった。

 ただ、バルセロナが今夏にメッシを獲得する場合にオファーできるのは年俸2300万ユーロ(約34億円)が最大と報じられており、金額面ではサウジアラビアに及ばない。

 フランスのフットメルカートは、メッシのPSG退団は決定的で、移籍先はバルセロナかアルヒラルのどちらかになるとした上で「流れは完全にサウジアラビアに傾いてる」としている。

 メッシが選ぶのは愛着あるバルセロナか、破格のオファーをしているアルヒラルか。

近いうちに決断を下すとみられる。

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