ジョニー・デップ元妻 贅沢し過ぎで破産状態
名誉きそんの裁判に負け1035万ドルの賠償金支払い命令
今月1日、ハリウッド俳優ジョニー・デップから名誉毀損で訴えられていた裁判に敗訴した元妻のアンバー・ハードが、裁判所から命じられた1035万ドル(13億4550万円)の賠償金を支払う能力がないことが弁護士によって明らかになった。
現在、ニューヨーク・ポスト紙が報じたところによると、アンバーの経済状態は「破産状態」だという事だ。
アンバー・ハードは18年にワシントン・ポスト紙に寄稿した記事で「自分は家庭内暴力の被害者である」と主張したことがきっかけで、記事内で名指しこそしていないが「イメージを傷つけられてキャリアに影響を及ぼした」として元夫のジョニー・デップから多額の損害賠償を求める訴えを起こされていた。
米バージニア州裁判所は「暴力を振るったことはない」とするデップ側の主張を認め、1500万ドルの損害賠償を支払うようハードに命じた。アンバー側の弁護士は、裁判後に行った会見でアンバーが1035万ドルの賠償金を払うことは「絶対にムリ」だと断言していた。
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事実上の金欠状態、ぜいたくな生活がやめられない
米メディアの報道によると、ハードは長年にわたる元夫との離婚調停の費用の他に、旅行や衣服、ギフト、ワインなど過去の贅沢な暮らしによる支出のため金欠状態に陥っていると言われている。
今回の訴訟に関する弁護士費用は住宅所有者保険から支払われているというが、「意図的な不正行為には適用されない」という免責事項があるため、元夫への賠償金の支払いに保険は使えないだろうと考えられている。
今後、ハードが賠償金を支払うことができない場合、デップはハードの今後の出演料やカリフォルニア州にある100万ドル相当とされる自宅などの資産を差し押さえて売却することができるとしている。

主演のアクアマンも降板に
この判決を受けてネット上ではハードが主演の一人を演じる人気映画「アクアマン」続編からの降板を求める署名運動が行われ、5日現在で455万人の賛同者を集めていた。
それを受け、業界関係者がハードの出演シーンが完全に削除されたとツイートし、「アクアマン」の続編「アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム」から降板させられた可能性があるとしている。
