「ブラピが子どもの首を絞めた」アンジーがブラピのDVを主張
米女優アンジェリーナ・ジョリーは4日、元夫で俳優のブラッド・ピットが6年前に子どもの首を絞めたり、顔をたたいたりする虐待行為をしたと主張した。
ピットの代理人は否定している。
このDVは、結婚生活が破綻する引き金になったプライベートジェット機内で起きた事件だ。
それから6年が経ち、再びDVでピットを訴えた。
裁判所に提出した書類でジョリーは、ピットが機内で酒に酔い、頭や肩をつかんで揺さぶった上、2人の子どもにも暴行を加えたと主張。
ピットが長男マドックスに手をあげたことが報道されていたが、今回新たに別の子どもの首を絞めたと述べた。
また、ピットがジョリーや子どもたちにビールやワインをかけたとも主張。
それに対し、ピットの代理人は「事実無根」だと完全否定している。
当時、この件はFBIが調査したが「ピットに刑事責任はない」と判断されていた。

ワイナリーの売却を巡って泥沼化
この件は今年の2月、夫婦で所有していた南仏のワイナリーを巡って訴訟となっており、同訴訟の中で裁判所に提出した書面で明らかになった。
ジョリーがワイナリーの半分の権利をピットへの相談なしにロシアの会社に売ったとして、ピットがジョリーを訴訟していた。
お互いの合意なしに売却しないという取り決めがあったが、ジョリーはそんな取り決めはしていなかったと主張し、敗訴している。
今回の文書は、ジョリーが自分の行動を正当化するために提出したものだ。
その中でジョリーは、ピットがジョリーの所有権を買い取ろうとしたが、自分が行ったDVについて語らないと約束することを条件にしようとしたため、成立しなかったと述べている。
その流れで、6年前にプライベートジェット内でピットから受けたDVの詳細が再び伝えられた。
当時、ピットの責任は問われなかったが、ジョリーは改めてピットの非の詳細を訴えることで、自分にとって有利に運びたいと思われる。

子どもたちの親権争いも長期戦へ
子どもが6人いるこの元夫妻は親権の問題でも揉めている最中だ。
当時ジョリーはこの事件を受け、ピットとの離婚を申請し、6人全ての子どもの単独親権を求めた。
昨年、共同親権を認める判決が下されたが、ジョリーは不服として判事の交代を求め、6年たった今も裁判は続いている。
ワイナリーの件もあり、泥沼の争いがしばらく続きそうだ。
また、ピットがプロデューサーを務めた映画『ブロンド』が発表されたが、マリリン・モンローの描き方について強烈なバッシングを受けた。
ピットにとっても心労が多い状況が続いている。

