ビットコイン37万ドル下回る急落 ロシアとウクライナの緊張で
ロシアとウクライナの間の緊張が高まる中で、投資家がリスクの高い資産を回避する動きがみられ、ビットコインをはじめとする主な暗号通貨取引が過熱している。
コインデスクのデータによると、2月22日火曜日、アメリカ東部時間の午前2:30時点でビットコインは36,649米ドルで取引され、過去24時間で6.5%近く値下がりした。
世界で最も価値のある暗号資産が週末にかけて4万ドル以下に急落し、ウクライナ情勢の緊張が高まる中で引き続き下落している。
地政学的に緊張が高まり、米国連邦準備制度理事会(FRB)による利上げの未透視、一部の主要国によるデジタル資産に対する投資抑制によって、11月の最高値68,990米ドルからほぼ半分近く値下がりした。
ビットコインの同業他社も同じく不振に陥っている。
世界で2番目に価値の高い暗号通貨であるイーサリアムは、この24時間で8%以上下落し、2,520米ドルで取引された。
専門家によると、ビットコインはそれほどすぐには安定しないだろうとしている。
OANDAのシニア・マーケット・アナリストのエドワード・モヤ氏は先週、「ビットコインはロシアとウクライナの間の緊張から、すべてのリスクの高い資産に打撃を与えるボラティリティ(価格変動の度合い)へ不本意に参加している」、と書いた。
また、「ビットコインのまるでジェットコースターのような価格の上下はすぐには収まらないだろう」とした。
世界中の投資家はさらに深まるウクライナの危機によって今週混乱を起こしている。
ロシアのプーチン大統領は、月曜日にウクライナ東部の親モスクワ派の2つの分離独立派地域を独立国家として承認した後、ロシア軍派遣を命じた。
分離独立地域の国家承認は、ウクライナを標的とする大規模な軍事作戦の最初の一斉射撃のようであると10数人の米国と西側諸国の当局者はCNNに語った。
火曜日、世界のマーケットは急落した。