井上尚弥 試合当日 空き巣被害に
高級バッグや貴金属など数百万の被害
7日に3団体の王座統一を果たしたプロボクサーの井上尚弥さんが試合の当日に空き巣被害にあっていた事が明らかになった。
自宅からは高級バッグや貴金属など十数点、数百万円分が盗まれた。
被害にあった時間は、ボクシングの試合の準備で埼玉県にいたとみられる。
同日の午後9時15分には、『WBA・IBF・WBC 世界バンタム級王座統一戦』で、WBC王者ノニト・ドネアにTKO勝ちし、日本人初の3団体統一王者となっていた。

事件の概要
7日、午後4時半ごろ、神奈川県座間市にあるプロボクサーの井上尚弥さんの自宅で警備会社のアラームが作動し、警察に通報があった。
警察官が駆け付けた所、室内にあった高級バッグや貴金属など十数点が盗まれていた。
被害総額は数百万円にのぼる見込みである。
被害にあった自宅周辺では現場から白い車と、男2人組が逃げる姿が目撃されていた。
神奈川県警によると、2人組は玄関のドアをこじ開け、家の中に侵入したとみられている。
なお、犯行のあった時間に家には誰もいないことを知っていたと思われる。警察は事件の詳細について捜査をしている。

意外に多いスポーツ試合中の空き巣
欧州では、スポーツの試合に遠征中に空き巣被害が多発している。
クリスチャン・ロナウドは20年、故郷ポルトガルの自宅からユニホームなどを盗まれた。
18年にブラジル代表チアゴ・シウバは1億円超の宝石や高級時計を盗まれた。
SNSで心境を告白
事件翌日の8日、井上は自身のツイッターに、空き巣被害について現在の心境を明かした。
「ニュース見たけどさ めでたい日に胸くそ悪い話だよね、、みんなも気をつけて!!」
8日の試合後の会見で今後の意気込み語る
世界王座統一戦から一夜明けたこの日には横浜市内で傷一つない爽やかな顔で会見。
昨日の試合について聞かれると、「100点をつけられる内容。初回にダウンを奪った右は流れで出たパンチ。2回はドネアのカウンターに気をつけながら冷静にいけた。練習で染みついていたものを出せた」と振り返った。
現在の心境について問われると「3本のベルトを眺めて満足している。疲労もないし、4団体統一へのイメージも高いので早く練習したい」と話した。
世界で過去8人、アジア人では初の主要4団体統一まであと1つになった。
次回のターゲットはWBO王者ポール・バトラー(英国)だ。年内の試合開催を目指すが、難しい場合は1階級上のスーパーバンタム級のベルトを狙うとしている。
井上は一旦休養に入り、状態を見ながら練習を再開する。
「このバンタム級で本当のNo.1を目指したい。
階級を早く上げろという人もいるけど、自分の価値を上げてスーパーバンタム級に上がりたい。自分の価値を高める。バンタム級統一を第一目標にしたい。まだ強くなりますよ。ピークではない」と今後の意気込みを語った。
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