社会・文化

劇場版『名探偵コナン』シリーズ、26年目にして初の興行収入100億円突破を記録する大ヒット!

シリーズ初の興収100億円突破!

大人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版シリーズ最新作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』が、4月14日の公開から24日間で観客動員数728万136人、興行収入は103億448万3,700円を記録し、大ヒットしている。

5月8日に発表された興収情報によるもので、数多いヒット作が並ぶコナンシリーズ全26作の中で、興行収入が100億円を超えるのは今作が初めて。

25作までの作品の中で、興収1位は2022年に公開された前作『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』で、最終興収は97.8億円だった。

劇場版の名探偵コナンシリーズは、1997年に第1作目の『名探偵コナン 時計仕掛けの摩天楼』が公開されて以来、毎年1作ずつ休むことなく制作されてきた。

興収記録の2位は2019年公開の23作目『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのシフト)』で93.7億円、3位は2018年公開の22作目『名探偵コナン ゼロの執行人』で、近年の作品が90億円を超える興収を記録している。

毎回100億円突破が期待されながらも実現できずにいたが、第1作公開から26年目にして待望の100億円突破を果たした。

今作は、4月14日の公開初日に観客動員数58万人、興収8.5億円を記録する好スタートを切っていた。

26年目にして100億円達成!長年愛されていることも誇りである。
26年目にして100億円達成!長年愛されていることも誇りである。

大ヒットを記録して描き下ろしたイラストが話題

大ヒットを記録している『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は、東京都八丈島近くの海に建設された海洋施設“パシフィック・ブィ”が舞台。

2016年に公開された20作目『名探偵コナン 純黒の悪夢(じゅんこくのナイトメア)』以来6年ぶりに黒の組織が登場。

新技術を巡って、コナンと敵対する黒の組織、そして人気キャラクター灰原哀がフィーチャーされたストーリー。

宿敵である黒の組織の裏に潜む陰謀に立ち向かうコナンや、黒の組織に灰原の正体がシェリー(宮野志保)だとバレてしまうのか、ドキドキする展開となっている。

初めてとなる興収100億円突破というメガヒットを記念し、原作者の青山剛昌氏が描き下ろしたイラストが5月8日にTwitterで公開された。

イラストには、「名探偵コナン『黒鉄の魚影(サブマリン)』映画興行収入100億円突破 おめでとォ&ありがとォ~!!」とのメッセ-ジが書かれている。

ツイートには1日で18万を超える“いいね”がつけられ、「コナン君、かわいすぎる!」「100億円突破おめでとう!」など、イラストに対する声や100億円突破を祝福する多数のリプが寄せられている。

そして、5月27日からは、約4年ぶりの発声可能応援上映『ぎょぇぇえ〜!!発声可能応援上映』の上映が開始される。

前日の5月26日には、『自動制御ペンライト演出付』の発声可能応援上映も初めて開催される。演出の1部にはペンライトの自動点灯もあるということで、期待する声が高まっている。

記憶にまだ新しい『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は最終興収404億円。
記憶にまだ新しい『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は最終興収404億円。

近年、メガヒットするアニメ作品が続出

2020年に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』をはじめ、名探偵コナンシリーズ以外にも興収100億円を突破するアニメ作品が、ここ数年続出している。

『鬼滅の刃』の最終興収は404.3億円。

公開10日で興収107.5億円を突破する記録を残した。

2021年には『劇場版 呪術廻戦 0』が最終興収138億円の大ヒット。

昨年は、『ONE PIECE FILM RED』と『すずめの戸締り』が大ヒット。

『ONE PIECE』は公開20日で興収100億円に達し、最終興収は197.1億円。

現在も上映中の『すずめの戸締り』は、公開43日で興収100億円を突破した。

また、昨年12月3日に公開されて、現在も上映中の『THE FIRST SLAM DUNK』は、公開から67日で興収100億円、観客動員数は687万人を突破している。

また、全世界で大ヒットを記録し、日本では4月28日に公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、公開から10日で興収65億円を突破する異例のスピードで大ヒット上映中。

ゴールデンウイーク後半の5月3〜5日の3日間だけで、興収25億円という驚異的な数字を叩き出し、今年公開された映画の中では最速で60億円を突破した。

以前は、興収100億円を突破するメガヒットアニメ映画と言えばジブリ作品というイメージだったが、2016年に公開された新海誠監督の『君の名は。』が興収250億円を記録したことを皮切りに、国内映画史上最大の大ヒットを記録し、社会現象となった『鬼滅の刃』などジブリ以外で次々と興収100億円を記録する映画が誕生している。

日本国内の歴代興行成績のトップ10の作品の中で、実にアニメ作品が6本を占めているのだ。そのうち、4本が3年以内の最近の作品という事実からも、l近年のアニメ映画の好調ぶりがわかる。

そして、『すずめの戸締り』『THE FIRST SLAM DUNK』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』など、海外でも大ヒットする映画も増えている。

次は、どんな大ヒットアニメが誕生するのだろうか?

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