千葉 プーチン大統領の顔付わら人形打ちつけた疑い 犯人逮捕
今月までに10件ほど報告される
千葉県松戸市内の神社の神木にロシアのプーチン大統領の顔写真を貼ったわら人形が相次いで打ちつけられた事件で、松戸東署は15日、72歳の容疑者が建造物侵入と器物損壊などの疑いで逮捕された。
逮捕されたのは自称無職、日野充信容疑者(72)で、警察によると先月19日、松戸市の三日月神社に侵入し、五寸くぎを使って境内のご神木にわら人形を打ちつけたとして建造物侵入や器物損壊の疑いが持たれている。
調べに対し日野容疑者は黙秘しているという。先月のゴールデンウィーク以降、松戸市内の神社ではわら人形が境内の木に打ちつけられる事件が10件ほど報告されていて、警察が関連を調べている。

プーチン大統領の藁人形と「抹殺祈願」メモみつかる
警察の発表によると、神社に設置されている防犯カメラ映像になどからから日野容疑者が浮上した。
5月19日午後2時頃、日野容疑者が神社を参拝し、ご神木に向かう様子を捉えていた。
神社に到着するとさい銭を投げ入れ、丁寧に二礼二拍手一礼を行った。
その後、参拝を終えると、周囲を気にしながら神社の奥へと向かっていき、犯行に及んだと思われる。
三日月神社で見つかったご神木のクスノキに打ち付けられたわら人形は30センチほどで、プーチン氏の生年月日や「抹殺祈願」といった文字が書かれた紙が挟まれていた。
5月の連休明けから、周辺の神社では同様の相談が10件以上、相次いでいることなどから、警察は動機とともに余罪があるとみて捜査している。
三日月神社の筆頭総代の男性によると「犯人が捕まってほっとした。ウクライナ侵攻に抗議する気持ちはわかるが、戦争について思いを表明する方法は別にあると思う。ご神木には大きな穴が二つ残っている。このやり方はひどい。二度としないでほしい」と話した。

呪いは令和でも無くならない
めざまし8の司会を務める谷原は「あらためて驚いたのは、ネットとかアマゾンなんかでも、わら人形を売っている。ここまでITが進んでも呪いは、世の中からなくならないんですね」と今回の事件に驚きを隠せないようであった。
社会学者の古市憲寿氏は「呪いって昔から続いてきたものを現代の法律がどう裁くかは難しいですよね。もちろん、今回のように神社に入ったことで器物破損や住居不法侵入は成立しえると思うんですが、呪い自体は法律で裁けるものではない。」と語った。

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