プーチン大統領の顔付わら人形、神社で見つかる
松戸市の複数の神社で、丑の刻参り
先月、千葉県松戸市にある複数の神社で、ロシアのプーチン大統領の顔写真を貼り付けたわら人形が、ご神木や境内の木に五寸釘で打ち付けられているのが見つかった。
ウクライナ侵攻を続けるプーチン大統領への抗議の意味があるとみられるが、神社の関係者や住民たちは「神社は人を呪う場所ではない、気味が悪い」と戸惑いを隠せない。
松戸東署は建造物への違法侵入などの疑いもあるとみて、現在犯人を調べている。

同一犯の可能性も。
松戸東署によると、5月のゴールデンウィーク明けに被害に遭った神社の管理者から通報があり事件が発覚した。
犯行があった地域は松戸市の八ケ崎、二ツ木、馬橋のエリアに集中していて、被害が確認された神社は今月7日までに10カ所に及ぶ。
また使用されたわら人形の形状などが似ていることから、警察は同一人物の犯行として捜査を進めている。
5月に神社から通報相次ぐ
先月24日、新松戸駅の近くにある赤城神社で関係者の男性がご神木である「スダジイ」にわら人形が釘で打ち付けられているのを発見した。
人形の頭部にはプーチン大統領の似顔絵のような紙が貼り付けられ、頭と胸に1本ずつクギが打ち付けられていた。その後、警察に通報し、わら人形は塩と酒で清めてから焚き上げて供養した。
赤城神社役員の田嶋幸浩さんによると「戦争をやめてほしい気持ちは理解できるが、ご神木は、保護樹木にも指定されている地域のシンボルのため、釘をうちつけるのは良くない」と話す。
同じ日には、事件があった赤城神社から500メートルほど離れた三日月神社でも、境内の木にわら人形が打ち付けられているのを参拝者の女性が発見した。
神社の運営者は、「午後2時ごろ、肩掛けカバンから人形らしき物をのぞかせた男性が神社に入っていく様子が防犯カメラに映っていた」と語った。
打ち付けられていたわら人形は倉庫に証拠のため保管している。
被害届の提出はしないとしながらも、「気味が悪い。なんでそういうことをするのか分からない」と語った。

ネットで対プーチン専用の藁人形販売
現在、ネットでは対プーチン専用『改心』藁人形がウクライナ侵攻に反対する日本人に対し、2500円で販売している。
製品の説明文には、残虐な行為をウクライナで続けるプーチン大統領をどうにかしたいという強い念を込めて釘を頭部に、そして五寸釘を胸部にお打ち下さいと書かれ、プーチン大統領に念を送ることを推奨する文章が書かれている。

