日本のゲームが世界的快挙を達成!!「ダークソウル」史上最高のゲーム賞

24日にイギリスで行われた世界最大級のゲームアワード「ゴールデン・ジョイスティック・アワード」にて、史上最高のゲーム作品を決める「Ultimate Game of All Time」の受賞作品が発表され、オンラインで行われた投票の結果、日本のフロム・ソフトウェア「ダークソウル」が受賞した。

このゴールデン・ジョイスティック・アワードは1983年から30年以上にわたって開催されてきた、世界でも二番目に古く権威のあるアワードと言われている。

世界で初めて登場した商業ゲーム「Computer Space」の50周年を祝して2021年、これまで発売されてきたおよそ110万本ものゲームの中から、史上最高作品を決めるという「Ultimate Game of All Time」賞が特別に設けられることになりました。

投票割合では、今回見事グランプリに輝いたダークソウルが12%で、ドゥームの11%、ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドの10%、ハーフライフ2が9%、マインクラフトが8%の大混戦となっていた。

さらに今回ノミネートされた作品については同アワードにおいて過去、受賞した作品やノミネートしたもの、Edge、RetroGamesなどの海外著名ゲーム雑誌トップ100の組み合わせで、最初に重複を除外したものおよそ150本ほどが選出され、その中から審査委員会メンバーがそれぞれ上位の20作品候補リストを提出する流れになっている。

審査委員には開発者、パブリッシャー、ゲームメディア出身者などゲーム業界の有名な人物が名をつらねた。

評価する基準は当時だけでなく現代でもきちんと評価されているか、ゲームに新しいジャンルやフォロワーを生み出すことができたか、商業的な成功、さらには社会的な影響を与えたかどうかが軸となり、あとは審査員の主観的な評価も加味される。

これらの判断基準から、たとえばゲームデザイン的には『メタルギアソリッド3』が最高の作品であるにも関わらず、ステルスジャンルの発明や映画的な手法の開発の意味で初代ものが選ばれるなど、様々なことを考慮されてることが言われている。

また、たとえば『ポケモンGO』はシリーズ唯一の選出作品だが、ゲームデザインではなく文化的影響やプレイヤーコミュニティに対する重要性の観点から選ばれた。

『テトリス』や『マインクラフト』といったそうそうたるノミネート作品の中から選ばれた『ダークソウル』は、2011年9月にPS3で発売されたフロム・ソフトウェア開発のアクションRPG。

『デモンズソウル』から続く骨太なアクション性や未知なるエリアを行く緊張感などを高く評価し、現在まで続く『ソウル』シリーズの世界的な人気を決定づけたタイトルとなっている。

なおその系譜を継ぐ2022年2月25日に発売が予定されている「エルデンリング」については今後発売予定の作品から選出される「もっとも期待されるゲーム賞」（Most Wanted Game）を受賞し今年度のゴールデン・ジョイスティック・アワードではフロム・ソフトウェアの世界的な人気や影響力があらためて垣間見えたと言えるだろう。

フロム・ソフトウェア代表取締役社長であり、ディレクターでもある宮崎氏は本受賞について、「信じられず、大変な栄誉だと感じている」とコメント。

その当時、開発に携わった人たちや、プレーしたユーザーにも改めて感謝を述べた。

また、現在開発中の最新作『エルデンリング』は『ダークソウル』でゲーム制作者のキャリアをはじめたスタッフたちが中核となっており、そういう意味でも感慨深い受賞になったと伝えている。

『ダークソウル』受賞に関する宮崎氏のコメント全文は以下のとおり。

宮崎英高氏コメント：

この度は、このような素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。錚々たるノミネート作品の中から、多くのユーザーの方に選んでいただけたことまだ信じられない気持ちですが、大変栄誉なことだと思っております。

フロム・ソフトウェア、バンダイナムコエンターテインメントをはじめとして、当時開発に関わってくれた方、応援してくださった全ての方、そしてゲームをプレイし楽しんでくれ、支持をしてくださった方、本当に皆様のおかげだと思っております。

ありがとうございました。

当時の新人としてフロム・ソフトウェアに入り、ダークソウルのころからゲーム制作者へのキャリを積み始めた者たちは今では成長し、最新作、エルデンリングの中核となってくれています。

そういった意味でも、今回、とても感慨の深い受賞になりました。

これからも、面白い、価値あるゲームを作っていこうと思います。楽しみにしてもらえれば、嬉しいです。宜しくお願いします！