社会・文化

同志社大アメフト部員4人、性的暴行で逮捕!

事件の概要

同志社大学のアメリカンフットボール部員の4人が、性的暴行で逮捕された事件。

泥酔して抵抗できない状態だった女子大生に4人で性的暴行をしたとされるもの。

準強制性交の疑いで京都府警察捜査1課に逮捕されたのは、片井裕貴容疑者、山田悠護容疑者、濱田健容疑者、牧野稜容疑者の4人で、全員が同志社大学のアメリカンフットボール部に所属している。

4人は今年5月、京都市内の繁華街にあるバーで酒を飲んでいた際、店内にいた女子大生Aさんに声をかけた。

その後、3時間に渡りAさんに執拗に酒をすすめ、アルコール度数の強いカクテルなどを何杯も飲ませた。

泥酔したAさんを連れて店を出ると、タクシーで片井容疑者の自宅に連れ込み、5月21日の午前4時半過ぎから1時間に渡って4人順番にAさんに対して性的暴行を加えた。

さらに、暴行を加えている様子をスマートフォンで撮影していたと見られ、スマートフォンは警察に押収された様子。

事件後、Aさんは警察に相談。

警察が事件現場となった片井容疑者の自宅近くの防犯カメラを確認したところ、自力で歩けないほど泥酔しているAさんを4人で抱きかかえて部屋に入っていく様子が映っていた。

9月8日に逮捕されたとき、容疑者4人のうち複数の容疑者は、行為自体については認めているが、「Aさんと認識の違いがあったかもしれない」などと供述。警察は4人の認否を明らかにはしていない。

アメフト部員4人、性的暴行で逮捕!

無期限の活動停止

今回逮捕された4人が所属している同志社大学アメフト部のチーム名は“ワイルドローバー”。1940年に創部された名門チームで、関西学院大学や立命館大学などが名を連ねる関西学生1部リーグに所属し、過去2回の優勝経験を誇る。

現在は123名の部員が在籍している。

学生の逮捕を受け、同志社大学の植木朝子学長は「事件の詳細についてはまだ把握できていないが、大学としてもきわめて深刻な事態と受け止め、被害を受けられた方に対して心からお見舞い申し上げるとともに、社会をお騒がせしていることに深くお詫びします。今後の捜査と事実の解明に全面的に協力するのはもちろんのこと、事件を起こした当該学生および所属クラブに対する処分を含め、厳正に対処してまいります」とコメント。

3年ぶりに秋のリーグ戦が開幕し、同志社大学は9月3日に初戦の相手、関西学院と対戦していた。

同試合には片井容疑者と、チームの副将である山田容疑者の2名がスターティングメンバーとして出場。

試合には敗戦したが、9月17日に行なわれる近畿大学との対戦を控えていた。

しかし今回の部員の逮捕により、アメフト部はリーグ戦を辞退し、9月9日から無期限で活動停止を発表。

コロナ禍でリーグ戦が行なわれず、やっと通常のリーグ戦が再開されて、無観客ではあるが選手や家族は楽しみにしていたに違いない。

アメフト部の小宮弘明監督は、「部としても極めて深刻な事態と受け止めています。今後の捜査と事実解明に全面的に協力し、厳正に対処してまいります」とのコメントを発表した。

同志社大学アメフト部のチーム名は“ワイルドローバー”。

男子大学生による集団暴行事件はなぜ多発するのか?

過去にも、男子大学生による女性への集団暴行事件は度々起きている。

今回の同志社大学アメフト部のニュースを聞いて、「またか!?」と感じた人もいるのではないだろうか。

今年5月には、滋賀医科大学の医学部の男子学生3名が、知人の女性大生に強制性交をした疑いで逮捕される事件が起きた。

今回の事件同様、滋賀医科大学の事件も容疑者の自宅に女性を連れ込み、性的暴行の一部始終を撮影していた。

2016年に起きた東京大学の学生や大学院生5人による集団わいせつ事件や、2003年に発覚した早稲田大学のサークル“スーパーフリー”メンバーによる、400人以上の被害者がいるとされる暴行事件が記憶にある人も多いだろう。

このほかにもたくさんの集団暴行事件が起きているが、容疑者の多くはエリート大学生であるという共通点がある。

もちろん、ほとんどのエリート大学生は真面目に勉学に励み、真っ当な人生を歩んでいるが、中には偏差値が高い有名大学に通っている事実にステータスを感じ、ブランド力があると思っている。

そして、そのステータスやブランドに惹かれる女性がいることを理解している。

こうした気持ちが、罪の意識を軽くさせているのかもしれない。

また、単独ではなく集団で行なう点でも、「仲間と一緒だから」という安心感から、暴行に対する抵抗感がなくなってしまうのであろう。

そして、同志社大学の事件同様、多くのケースで酒が絡んでいる。

女性に酒を飲ませ、泥酔させた状態で犯行に及ぶケースが多いが、犯人達の手口であると同時に、自分達自身もアルコールの力によってタガが外れてしまう部分もあるのだと考えられる。

被害者に大きな心の傷を負わせることはもちろん、せっかくエリートと呼ばれる大学に入ったにもかかわらずその後の自身の未来に大きな影響を及ぼしてしまう。

さらに、今回のような部の活動停止になれば、ほかの多くの部員や学校に迷惑をかけ、家族を悲しませる。

勉強は優秀でも、そんな当たり前のことがわからないというより、考えが及ばないのか。

勉強も大切だが、もっと大切な何かを学ぶことの大切さを改めて感じさせられる事件である。

男子大学生による女性への集団暴行事件
三越屋海外商品

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。