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ワールドカップ歴史的な番狂わせ!ドイツのサポーターの衝撃的行動と日本人の称賛される行動とは

歓喜に沸く日本と敗戦のショックに沈むドイツ

強豪ドイツとの歴史的勝利から一夜明け、日本中が歓喜の渦に沸いている。

11月23日に開催された『カタール・ワールドカップ』グループステージ(E組)第1戦、日本対ドイツの試合で番狂わせを起こした日本代表の劇的な逆転勝利!

これほど日本中が1つになっているのは、久しぶりなのではないだろうか。

恐らく、初戦の相手がドイツと決まってから、多くの人が前回のロシア大会に続く白星発進は難しいと思っていただろう。

それでも、前日に強豪アルゼンチンを破ったサウジアラビアのような番狂わせを期待しながらテレビの前に座った人が多かったはずだ。

前半、ドイツにPKによる先制点を許したものの後半に入り、堂安律、浅野拓摩2選手のゴールにより2対1の逆転勝利を決め、夜中にもかかわらず日本中が勝利に酔いしれ大興奮。

渋谷スクランブル交差点には勝利に喜び人々が大集結し、機動隊やDJポリスが出動する騒ぎになった。

日本がこれほどまでに勝利の喜びに湧き上がるのとは対照的なのは、敗戦したドイツ。

前半に先制点を決めながらも終盤に逆転負けを喫してしまった結果を受け、激怒したドイツの男性が怒りのあまりテレビを破壊してしまったというのだ。

男性は破損したテレビの画像をTwitterに投稿し、「試合のせいで、30人のゲストを呼んだパーティーでテレビを壊した。

妻は泣いている子ども達を連れて行き、ホテルで1週間過ごすと言った。

このチームは僕の人生とパーティーを台無しにした」とツイート。

このツイートを中国のポータルサイト“捜狐”が報じ、話題になっている。

この男性は特別だが、ほとんどのドイツファンは日本を甘く見て負けることなど頭になく、よほどの衝撃であり悔しい敗戦だったのであろう。

ドイツのメディアは今回の敗戦について「ドイツ代表の大失敗」「まずいスタート」などと報道。

スポーツ専門誌『スポーツビルト』は、敗戦に頭を抱えるドイツ代表選手の写真を大きく掲載。

「信じられない!ドイツ代表の大失敗は、1次リーグで敗戦した前回大会を思い起こさせる」と報じている。

そして、ドイツの公共放送ZDFは「ドイツ代表は日本代表を圧倒したものの、多くのチャンスを逃した。

前回大会の初戦でメキシコに1対0で敗れたように、恥を晒した」と伝えた。

また、日本やドイツと同じE組で、12月1日に日本と対戦するスペインのメディアも驚きとともに、大きく報じている。

スペインのスポーツ紙『マルカ』の英語版には「日本がドイツを驚かせた。

ワールドカップでのもう1つのサプライズ」との見出しで、アルゼンチンを破ったサウジアラビアと並ぶサプライズだと報じた。

「優勝候補の一角のドイツが、初戦で日本に敗れた」とし、危機感を露わにしている。

全国紙『ABC』の電子版では、得点を決めた堂安、浅野両選手について「日本は袖の中にカードを隠し持つマジシャンのようだった。

スピードと本能、信念の一撃で、ドイツの守りを破った」と絶賛した。

日本の逆転勝利に、ドイツ人男性が激怒!自宅のテレビを壊してしまった…
日本の逆転勝利に、ドイツ人男性が激怒!自宅のテレビを壊してしまった…

初のベスト8進出に弾み

日本は世界ランキング24位で、ドイツは11位。

西ドイツ時代も含め過去4回の優勝経験があるドイツとは強化試合で2回の対戦歴があり、2004年12月の試合では0対3で敗れ、2006年5月には2対2で引き分けている。

初勝利をあげた昨日の試合は、日本のシュート数11に対し、ドイツは26。

ボール支配率も日本の24%に対し、ドイツは65%。

終始、試合をリードしていたのはドイツだった。

前半33分にドイツのイルカイ・ギュンドアン選手のPKにより1点を決められたが、後半30分に堂安、続く38分に浅野がそれぞれゴールを決め、試合終了まで守り切り、歴史的な逆転勝利となった。

日本は、過去に出場した6大会で初戦で白星をあげ、勝ち点3を獲得したのは2002年の日韓大会、2010年の南アフリカ大会、そして前回2018年のロシア大会の計3回。

そのいずれも決勝トーナメントに進出を果たしている。

しかし3回ともベスト16で終わっているので、今回は初のベスト8進出にも期待が高まる。

サポーターや選手たちの清掃活動に賞賛の声!
サポーターや選手たちの清掃活動に賞賛の声!

称賛される日本のサポーターと選手達

ワールドカップでは、しばし日本のファンのマナーのよさが世界中から称賛を浴びている。

垂線実も、20日に行われた開幕戦カタール対エクアドル戦の終了後、観戦に訪れていた日本のサポーター達が率先して客席のゴミ拾いをしている様子がSNSで拡散され、絶賛されたばかりだった。

昨日のドイツ戦終了後も同じように客席のゴミ拾いをする日本のサポーターの姿がワールドカップの公式Twitterに投稿されている。

そして、ドイツ戦終了後はサポーターだけではなく、SAMURAI BLUEの選手達も称賛を浴びた。

試合終了後のロッカールームがきれいに整理整頓され、タオルやビブスがきれいに畳まれた画像を、FIFA(国際サッカー連盟)が公式Twitterに投稿。

「FIFAワールドカップの4日目で、歴史的な勝利の後です。

日本のファンがスタジアムのゴミを掃除してくれた一方で、日本代表もロッカールームをこのような状態にして引き上げていきました。

汚れ1つありません。

Domo Arigato(どうもありがとう)」とツイート。

テーブルの上に、折り鶴とともに、日本語とアラビア語で「ありがとう JAPAN」との書き置きが残されている写真も投稿し、「これも彼らが残して行ってくれました」と綴られている。

尚、前述した渋谷スクランブル交差点での騒動もSNSで海外に拡散されているが、歓喜に満ち溢れながら信号ルールを守りながら楽しむ様子を称賛するコメントが寄せられている。

勝利の喜びを、さらにさわやかに誇らしいものとした選手やサポーターの行動。

次戦の後も、同じような歓喜と誇らしさを日本中で共有できることを願おう。

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