茨城 23歳女性遺体遺棄事件 容疑者逮捕
容疑者のスマホから手錠写真見つかる
今月5日から東京・文京区に住む新野りなさん(23)の行方が分からなくなり、茨城・常陸太田市の林道で遺体で見つかった事件で、警視庁は、神奈川県南足柄市の会社員三瓶博幸容疑者(33)を女性監禁の容疑で逮捕した。
警察によると、遺体は18日に茨城県常陸太田市の山林内の林道を約1.8キロ進んだ地点の斜度約30度の斜面で見つかった。
発見時、林道脇の約6メートル下で、生い茂る木に引っ掛かったような状態だったことが明らかになっている。
衣類は身に着けていなかったという。
20日には、逮捕された三瓶容疑者のスマートフォンに、女性が手錠をかけられている状態の画像が保存されていたことが明らかになっていて現在警察は事件の詳細について調べている。

【事件の経緯】
今月5日の朝に、被害者の新野りなさん(23)は、東京・文京区の自宅を出た後、行方が分からなくなっていて、3日後の8日にて家族から「娘が帰らず、連絡も取れない」と警察署に通報があった。
これを受け警視庁は捜査を開始。行方が分からなくなった3日間の間に接点があった人物の特定をした所、三瓶容疑者が浮上した。
5日に茨城県常陸太田市に所有する自身の別荘で女性と一緒に居た事が判明し、監禁の疑いで逮捕。
警視庁が別荘の周辺を捜索したところ18日、1キロ余り離れた林道の脇で新野さんの遺体が発見され死亡が確認された。
生い茂る木に引っ掛かったような状態で、洋服は着ていなかったという。
警察の調べに対し「前日にソーシャルメディアで連絡を取り、5日の午前10時ごろ、JR水戸駅で待ち合わせて別荘に移動した」と供述している。
警察の調査によると、午前10時前にJR水戸駅で出会うために2人がやりとりした記録が残っていたほか、駅のロータリーで女性が車に乗り込む姿が防犯カメラに写っていた。
その後、女性は別荘に連れていかれ、約2時間ほど監禁されたとみられている。
その後の詳細は明らかになってはいないが、容疑者の車のドライブレコーダーには、遺体が発見された場所に向かう様子が記録されていて、警視庁は容疑者が遺体を遺棄したとみて調査をすすめている。

被害者の女性新野りなさんの素顔とは!?
今回、被害者の女性新野りなさん(23歳)で東京・文京区で家族と暮らしていた。
職業は明らかにっていないがユーチューブなどに出演した経験があるという。
公式的に発表はないが、インターネット上では個人的に“モデル”の仕事をしていたのではないかと推測されている。
“モデル”の仕事は、個人的にソーシャルメディアからお客さんを探して、相手とギャラ交渉して撮影をするといった流れだ。
実際に、新野さんのSNSアカウントには多くのフォロワーがいた。
“モデル”の仕事の関係者によると「容疑者が手錠をつけた監禁を合意していたといるということは、撮影での事だったのかもしれません。女性が個人で客と会うというのは危険だという批判もあるでしょうが、SNSを利用して個人にやると、お店に所属するよりも給与が多くなる場合が多くモデル側にもたくさんのメリットがあるんです。」と語る。
また被害者を知る近所に住む70代の女性は「おしゃれでかわいらしく、おとなしい印象の女の子でした。
りなさんを、小さい頃から知っているので、今回事件に巻き込まれたと聞いて辛い、嘘であってほしいです」と語った。

三瓶博幸容疑者の素顔とは!?
逮捕された会社員の三瓶容疑者は、神奈川県南足柄市のアパートに住んでいた。
同じアパートに住む男性は「向こうから挨拶をしてきたり、子どもにも気さくに話しかけてくれていて、普通の人という感じでした。ただ、最近は少し元気がなさそうでした」とコメントをしている。
三瓶容疑者の幼馴染によると、容疑者は幼い頃はアメリカで暮らしていて、帰国してからは福島県郡山市の小中学校に通っていて英語がとても流暢であった。
同級生だった男性小学校の同級生は「スポーツも万能だったし、いつもクラスの人気者でした。誰かを傷つけたりするような人ではないと思っていたので、ニュースを見て信じられませんでした」と驚きを隠せない様子であった。

今回、事件の現場となったのは6年前から三瓶容疑者が所有しているという茨城県常陸太田市の別荘だった。
飼っている犬もペキニーズという高級犬であることから、インターネット上では父親がお金持ちなのではないかと推測されていた。
後に関係者からの証言から父親は大手企業に勤めている技術指導をしている人と判明した。
また、三瓶容疑者は、2016年~2017年の間に見知らぬ女性に抱きつくなど、強制わいせつ罪や警察への暴行などの前科があるが、現在も会社員として働いていることから、親が上級国民で、示談でもみ消したのではないかと噂されている。
強制わいせつ罪の犯罪者は再度犯罪に手を染める事が多く、三瓶容疑者もその例に当てはまるといえる。特に実刑がなく、示談で終わらせているならば尚更である。
今後の事件の行方と、なぜ被害者女性が亡くならなければいけなかったのかについて注目したい。

