浜松町第一クリニック EDの治療法や治療薬の種類
目次
EDの治療法
ED治療の第一歩は早めに治療に着手すること
「もしかしたらEDになったかも」と少しでも疑問に感じたら、早めに解決することをおすすめします。
なぜかというと、セックスに不安を抱き行為自体を敬遠してしまいセックスレスになってしまったり、あるいは中折れしてしまうとパートナーに「自分の魅力が足りない」「愛がないから」などと勝手にマイナスな考えを持ってしまい、結果的に心に傷をつけてしまったり、あるいは失敗を繰り返してしまうことでトラウマが生じてしまったりするなどEDを放置しておくことで、あらゆる問題が発生してしまう可能性があります。
また、メンタル的な影響も重なり、ますますEDの進行が悪化してしまう場合があります。
最近では当院のように男性専門のクリニックが増えてきており、土日祝日も診療をしているところが多いため、一度近くのクリニックホームページをみてみることがいいでしょう。
ED治療専門のクリニックでは、ドクターや受付スタッフすべて男性であり、受付もスムーズに対応してくれることが多く、問診自体もズボンを脱ぐことはなく、いくつか質疑応答したりするだけで、サクッと治療薬を処方してくれます。
こういうと、問診が簡単すぎて不安になる方がいるかもしれませんが、きちんと医師が直接、ED治療薬を使用しても問題ないのかの確認や服用する方法などの重要なことはしっかりと説明されるので安心して受診することができます。
※ED治療薬には飲み合わせの悪いお薬があるので普段、持病などで常用している薬がある場合には必ず薬剤名が分かるよう、受診するようにしてください。
オンラインでのご相談
インターネットの普及してきたことで、最近ではオンラインによる問診、相談などができる医療機関が増えてきており、当院でも電話で問診してED治療薬を郵送する「オンライン処方」も行っております。
ED治療薬で改善
日本の厚生労働省でED治療薬として認可されている成分はシルデナフィル(バイアグラ)、バルデナフィル(レビトラ)、タダラフィル(シアリス)の3種類です。
これらのED治療薬はどれも有効性が高いばかりか、副作用に関しても重い症状は現れないとされています。
しかし、狭心症や心筋梗塞などの治療で硝酸薬やNO供与薬を使用している場合には服用できないこともあるため、常用薬がある場合または既往歴には必ず医師に申告を行い、問題ないかどうか必ず確認してもらうようにしてください。
その際、硝酸剤またはニトログリセリン、亜硝酸アルミ、硝酸イソソルビドなどを投与中の方や重度の肝機能障害のある方がいます。
新型コロナワクチンとの併用
基本的には併用の問題はありませんが、副反応に関してワクチン接種によるものなのか、ED・AGA薬による副作用なのかどうかは判別できるようにしなければなりません。
そのため、ワクチン接種後に現れる副反応による体調の変化などについては接種当日や翌日には服用しないようにしましょう。
そして、ED治療薬が初めての方は接種2日前から服用しないようにしてください。
ED治療薬の種類
バイアグラ
ED治療薬として世界で初めて開発された薬です。
バイアグラはアメリカのファイザー社で1998年に発売されてから翌年の1999年に日本では正式に認可が降りた最も歴史のあるED治療薬になります。
他にもレビトラやシアリスなど新しく開発されてきたものもありますが、世界でも広く知られているバイアグラはこれまでに長く使用され、認知度、利用者数ともに
未だ確固たる人気を誇っている製品になります。
バイアグラ効果の持続時間としては25mgは3~4時間程度で50mgでも4,5時間程度になります。
主な副作用として血管の拡張による、ほてりや紅潮、さらには頭痛なども現れます。
併用が禁忌されている薬には硝酸剤またはNO供与剤であるニトログリセリン、亜硝酸アルミ、硝酸イソソルビド、ニコランジル等がありますが、他にも常時、服用しているものがあればまずは医師などに相談するようにしてください。
また、ある程度、食事の影響も受けるため食事の40分ほど前の空腹時に服用するようにしましょう。
レビトラ
レビトラはドイツのバイエル社から発売されて、日本の厚労省からも認可されている食事の影響を受けにくいことと、即効性があることが特徴なED治療薬になります。
レビトラの説明書にも「標準的な食事による影響を受けないとする報告がある」としているが、より薬の効果を実感するためにはできるだけ空腹時での服用を併せて勧めています。
しかし、レビトラは2004年に日本の厚労省で認可されましたが、2021年10月に販売元であったバイエル薬品から販売中止の発表がありました。
シアリス
シアリスは2003年にアメリカにあるイーライリリーという会社で発売されてから、日本では2007年に認可された最新のED治療薬になります。
持続時間が最大で36時間と長く、バイアグラやレビトラとはまた違った新しいタイプの治療薬ですが、レビトラと同じように、シアリスも食事の影響が少ないという特徴を持ちます。
また、高脂肪食の食後、空腹時で投与した際には食事摂取の影響はなかったとされていますが、薬の成分は腸から吸収されるので脂っこい食事をした後、腸に油膜がついてしまうと吸収が遅れてしまうため、空腹時に服用したほうが薬の効き目が得られるでしょう。
シアリスの効果の持続時間は10mgで20~24時間、20mgで30~36時間ほど持続するとされており、逆に服用時の副作用で起こる症状としては、頭痛や血管の拡張、消化不良や背部痛などがありますが、バイアグラやレビトラと比べると火照りが少ないとされます。
併用が禁忌されている薬には硝酸剤及びNO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アルミ、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)、sGC刺激剤、グレープフルーツがあります。
ED治療薬の有効性や安全性、作用機序
有効性
ED治療薬の有効性は80%以上と非常に高いことから、多くのED男性の悩みを解決してくれており、EDと関係のある不快生活習慣病の方も含まれていることから、健康な方での有効率はより高く95%以上と推測されています。
当院でも60歳の方が「勃起力は中学2年生の時に戻ったようだ!」と表現される方もいらっしゃるほど。
ただ単純に薬を飲めばいいというのではなく、薬を服用するタイミングがとても大切になります。
ED治療薬は空腹時に服用することで効果をさらに引き出すことができるので、覚えておくようにしましょう。
安全性
ED治療薬をよく誤った認識をしているのが「ED治療薬は心臓に負担をかけるから危ない」「麻薬と同じで一回飲んだら依存してしまう」「1回飲んだら1日中、勃ちっぱなし」などがあります。
ED治療薬とは体の血流を良くし、性器に血液が集まりやすくするための薬になり、麻薬などのように脳に働く薬ではないので、薬を飲まないといられなくなるほどの
身体的な依存性はないので、特に不必要に心配することはありません。
しかし効きめに関しては性的刺激があると効果が発揮され、自身ももちろんパートナーもその効果に驚くことでしょう。
また、よく血流が良くなると心臓に負担がかかってしまうのではないかと思う人もいるかもしれませんが、ED治療薬を服用したあとに一般の性行為をすることは階段でいうと、1階から3階までを早歩きで駆け上がるのと同レベル位に心臓への負荷があるといわれ、普段通勤などで満員電車に乗っているなどしている方は特に問題はないとされます。
ただ、持病で心臓に病気を持たれる方など、心配ごとがある方は一度問診の際に医師に相談してみるといいでしょう。
作用機序
ED治療薬は勃起するのをサポートする薬で、正しくは「PDE5 阻害薬」といい、このPDE5は海綿体に多く存在する酵素で、平滑筋を弛緩させる情報伝達に関わる物質「サイクリニックGMP」を分解する働きを持ちます。
しかし、PDE5が活発になりすぎることで、勃起する機能としては障害となるので、このPDE5阻害薬によって酵素を抑制することで海綿体内のサイクリックGMPの濃度が上昇し、平滑筋が弛緩し血行の活性化によって勃起が促され、勃起のメカニズムが正常化されます。
ED治療薬の購入方法について
そもそもED治療薬は処方箋医薬品に該当し、医師による処方箋のもとに薬剤師によって処方される必要があります。
そのため、通常の薬局やドラッグストアーなどでは市販されておらず、万が一市販されていた場合には違法にあたります。
さらにED治療薬は薬価未収載薬といって薬価が決まっておらず、仮に処方を受ける際には場所により値段が変わってしまい、処方箋も調剤薬局によってEDの治療自体が扱われていないところがあるので、事前の問い合わせは大切になってきます。
ED治療薬は全国のどの医療機関に行ったとしても、保険の適用外ですので全て自費になり、医師の診察の後に投薬する必要がある場合、清算時に処方箋を渡され、近くの調剤薬局で処方してもらうことが一般的な流れになります。
しかし前述した通り、調剤薬局では取り扱っていないところもあるため、ED治療を行う医療機関については専用の在庫を持っており、院内で処方する場合が多いです。
また、現在日本各地のED治療、AGA治療専門クリニックでは、男性スタッフのみであるため恥ずかしさがない、診察が無料で薬の代金だけで処方できる、利便性、クレジットでの対応、院内で薬を受け取れるなどがあります。
最後の砦として使用されるICI治療
ICI治療とはもう10年ほども前から80か国以上の国において、実施されているED治療法です。
この治療法は今や最も効果的でありかつ、即効性があるとされる治療法と言われており、日本国内でもICIの治療を導入するクリニックが増加しています。
しかし、この方法は陰部に薬剤を直接注射する方法であるため、治療に踏み切るにはある一定の勇気は必要になってくるでしょう。
そして、バイアグラなどのED治療薬で効果がなかった方、または心臓疾患、外科的手術によって陰茎につながる神経が傷ついていたり、切断している場合などのED治療薬が使用できない方などにも有効なED治療の最後の砦になっています。
ED治療での根本的改善
ED治療やICI治療は驚くほど効果が出ますが、その効果は一時的なものでありED自体が完全に治るというものではありませんので、EDいなってしまった原因をつきとめ、その原因の解消に努めることが大切になります。
例えば、精力が衰える原因としてあるのが「必要な栄養素が足りていないこと」やl「運動不足」などが考えられるでしょう。
EDを改善するためには、時間をかけてでも根本から身体の基盤作りがとても大切になってきます。
セックスの工夫
EDになりがちでセックスに悩みを持たれている方は、セックス時に工夫を加えるといいでしょう。
特に、射精を目的としない「スローセックス」でじっくりと愛を育む方法はおすすめで、50歳を過ぎてもガツガツと行為を行うよりも愛し合いたいという人たちに人気があります。
他にもアダルトグッズを試したり、ムードを変えたりしながらセックス自体に工夫を加えることでED解消に繋がっていくでしょう。