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羽生結弦さんのライバルは大谷翔平選手 2人の接点は?

 フィギュアスケートの五輪2大会連続金メダリストの羽生結弦さんがプロスケーターへの転向後も充実したスケーター生活を送っている。

2月にスケーターとして初となる単独の東京ドーム公演を成功させ、4月9日まで大阪、岩手、横浜で開催されたアイスショー「スターズ・オン・アイス」も盛況だった。

そんな羽生さんが「ライバル」視するのは野球のメジャーリーガー大谷翔平選手(エンゼルス)。

なぜ、大谷選手がライバルなのだろうか。

「オペラ座の怪人」の封印を解く

 4月9日に横浜で最終公演を迎えた「スターズ・オン・アイス」。

羽生さんをはじめ、2018年平昌五輪銀メダリストで2022年、23年に世界選手権を連覇した宇野昌磨選手、2022年北京五輪銀メダリストで22年、23年の世界選手権女王の坂本花織選手、23年世界選手権金メダルの三浦璃来と木原龍一の「りくりゅう」ペアなど、錚々たるメンバーが参加した。

 ここで羽生さんが披露したのは2014〜15年シーズンのフリー曲「オペラ座の怪人」。

羽生さんがリンクに登場すると、暗転した中で光が中央を照らす。

黒の衣装を身にまとい、氷に両膝をついた状態から両手を広げる。

幕開けの合図だ。

 4回転ー2回転の連続トウループ、トリプルアクセル(3回転半)ー3回転トウループのコンビネーションなど5度のジャンプが決まった。

 滑り終えた羽生さんは「ありがとうございましたー」と会場に響く声で、観客に感謝を伝えた。

 「オペラ座の怪人」は昨夏にプロに転向した羽生さんが2月に東京ドーム公演で「封印」を解いたプログラム。

2014年ソチオリンピックで金メダルを獲得し、その翌年に挑戦した曲で、中学生の頃から滑りたいと温めていたものだった。

 しかし、2014年11月のグランプリシリーズ中国杯で、フリー前の6分間練習で他の選手と衝突。

治療をして頭とあごにテープを貼って滑ったこともある。

その後も右足の捻挫など、怪我も重なり一度は滑ることをやめた楽曲だった。

 羽生さんも「このオペラ座の怪人というプログラムは2014年ー15年シーズンでやっていて、中国杯での衝突の事故とか、また自分が病気や怪我にすごく苦しんだシーズンのプログラムなので、長い期間自分で『もうこれは滑らない』と思って、ある意味封印してきたプログラムです」と語っている。

 それでも、ファンが待つ曲を羽生さんはもう一度滑ることを決めた。

2月26日に約3万5000人を集めた単独東京ドーム公演「GIFT」で再び披露。

スターズ・オン・アイスの大阪公演では「僕自身その衝突事故の後、すぐにこの会場で滑っていて。

あの時は事故の影響も少なからずあって上手く滑れなかったので、そういった意味でも『この会場でいい演技ができたらいいな』という思いも込めて滑っています」と語った。

羽生さんが大谷選手は「同世代の星」

 そんな羽生さんは同級生からの刺激も受けている。

WBCワールドベースボールクラシックで日本代表を2009年以来の世界一に導き、MVPも獲得した大谷翔平選手だ。

 スターズ・オン・アイスのパンフレットの中で「あなたにとってのスターは誰か」という質問に、羽生さんは大谷選手の名前を挙げた。

そして「同世代の星」と表現している。

 2人は1994年生まれの同い年。

2016年の「ビッグスポーツ賞」の表彰式で2人は顔を合わせている。

その時が初対面で、すでに五輪金メダリストとなっていた羽生さんを前に大谷選手が「僕は羽生くん世代」と語るなど、互いをリスペクトする存在となった。

羽生さんの後追い大谷選手も世界一に

 その後は羽生さんが平昌オリンピックで連覇。

大谷選手は2018年にアメリカに渡り、21年にはMVPを獲得、23年は世界一となった。

羽生さんに追いつくように大谷選手も世界の頂点に登りつめ、昨夏には羽生さんが「大谷世代と呼ばれるような世代にいられて本当に光栄」と語っている。

 羽生さんは仙台市、大谷選手は岩手県奥州市と、共に東北出身で、化粧品のコーセーのブランド「雪肌精」の広告に起用されるなど、共通点も多い2人。

互いに刺激し合いながら、これからも活躍する姿を見せてほしい。

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