芸能

羽生結弦がCLAMPとコラボ絵本制作へ 単独ドーム公演も完売

 プロフィギュアスケーターの羽生結弦が自身のストーリーを絵本にした「GIFT」を発売することが決まった。

2月13日、公式SNSで発表された。

創作集団CLAMPがイラストを手がけ、羽生がストーリーを練る初のコラボレーション。

羽生は2月26日にスケーター史上初の単独東京ドーム公演を開催予定で、チケットは完売。

選手としての第一線を退いてもなお、高い人気を集めている。

スケーター史上初の単独東京ドーム公演を開催する
スケーター史上初の単独東京ドーム公演を開催する

羽生がCLAMPにオファー

 絵本の制作に向けて、羽入からCLAMPにイラストを描いてほしいとオファーした。

 CLAMPは4人組の女性漫画家集団。

独特な世界観で少年漫画や少女漫画の枠を超えて幅広いイラストを手がけ、「カードキャプチャーさくら」や「魔法騎士レイアース」などの作品が知られている。

 羽生は昨年にアイスショー「プロローグ」を開催。

「これまでの僕の歴史やスケート人生そのものを感じていただけるようなもの」というのがテーマだった。

その公演を経て、自身のスケート人生を物語化する「GIFT」の制作に至った。

 CLAMPに依頼したことについて、羽生は「今回、GIFTという物語をつくるにあたって、色々なイメージを持ちながらつくってきました。

そのイメージの中には、ひとつの絵本として見るGIFTという物語も存在していて、そのイメージをCLAMP先生に具現化していただけるといいなと思っていました。

東京ドームでの公演の世界とは、また違う世界観を感じていただけるような作品です。

この作品を通じて、多くの方に違った視点を感じて、楽しんでいただければと思います」とコメント。

 CLAMPは「今回のお話を頂いて、本当に驚きました。

『GIFT』という前人未到の公演とはまた別の、羽生さんが思い描かれたもうひとつの『絵本』という『GIFT』を、少しでも齟齬(そご)なく、皆様にお届けするお手伝いが出来ますように」と意気込みを綴っている。

 まだ、イラストは公開されておらず、単独公演当日に販売される特別新聞でその一部が明らかにされる予定という。

CLAMP

スケーター史上初の単独東京ドーム公演

 2月26日に東京ドームで開催される単独公演「GIFT」は、公式ツイッターが2月11日にチケットが完売したことを発表した。

香港、台湾、韓国でライブビューイングが行われ、27日には日本全国の映画館でデュレイビューイングも上映される。

 チケットは2階スタンド席が23100円で、最も高い1階スタンドのSS席が27500円。

アリーナ席が設けられていないため、羽生がパフォーマンスを披露するリンクをかなり広くとるとみられる。

東京ドームはイベント時に約5万人を収容し、ライブイベントで満席にできるのは国内外のトップレベルのアーティスト。

スケーターの単独公演も、チケットを完売するのも初めてとなる。

 3月にはフィギュアスケートの世界選手権がさいたまスーパーアリーナで予定されているが、こちらはまだチケットが売れ残っている状況。

東京ドームの方が収容人数が多いため、羽生の人気の高さがうかがえる。

プロに転向 「スケートイコール生きている」

 羽生は2022年の北京五輪で、当時前人未到だった4回転半ジャンプ(クワッドアクセル)に挑戦。

回転不足と転倒で大幅な減点となり、総合は4位。

2014年のソチ五輪、2018年の平昌五輪に続く3大会連続の金メダル獲得はならなかった。

 2022年7月にプロスケーターへの転向を表明。

「これからも、さらに進化できるよう、成長できるよう、限界に挑み続けたいと思います」とメッセージを発信し、スケートを続けていくことを明らかにした。

 自身のYouTubeチャンネルを開設し、2022年12月には初の単独公演「プロローグ」を開催。

地元で通ったアイスリンク仙台で行われた競技会にサプライズで登場して演技を披露するなど、精力的に活動している。

 羽生は「自分の中では、スケートイコール生きている、みたいなイメージ」と言う。

これからもその滑りで観る者を魅了する。

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