HIKAKIN出演のイベント中、不審者乱入!無事に安堵しつつも恐怖を感じる声続出
イベント中、突然の乱入
人気YouTuberのHIKAKINが、14日に開催されたイベントに出演した際、突然男性がステージ上に乱入した事件。
同イベントは、HIKAKINが所属する株式会社UUUM主催による有料のゲームイベント『オールスター大運動会@代々木競技場』。国立代々木競技場第一体育館で行なわれ、人気ストリーマーが一堂に会し、オフラインだからできる競技もあり、YouTubeでライブ配信もされていた。
事件は18時から開始されていた第二部の中で起こった。
突然、日傘をさした男性が司会席にいたHIKAKINに近づき、腕にビニール袋を下げたままHIKAKINに身体を密着させながら肩に手を回し、胸元のピンマイクを奪った。
男性は、奪ったマイクで「皆さん、はじめまして!えーと僕世界一かっこいい男に…」などと話し始めたところでスタッフが駆け寄り、ステージから連れ出された。
HIKAKINは驚いた表情を浮かべていたがケガなどはなく、その後もイベントは最後まで行なわれた。

Twitterでの反応
イベントの模様はYouTubeでライブ配信されていたので、Twitterには驚いた視聴者からたくさんのツイートが寄せられた。
「HIKAKINさん、何事もなくてよかった」「怪我がなくてよかった」とHIKAKINの無事に安堵するツイートの他、「裏からステージに入って来れるって警備ガバガバすぎん?」「セキュリティの前に異常者が増えてて怖い」などと、恐怖を語るツイートも相次いだ。
HIKAKIN本人も事件当日の夜にTwitterを更新。
【ご報告】と題し、「イベント中にステージで不審者に接触されたのですが、わたくしヒカキン怪我など一切なく、無事でした。メンタル的な部分に関しても大丈夫です。ショッキングな映像が流れてしまい申し訳ありません。ご心配ありがとうございます。」とツイートした。

主催者側のコメント
イベントを主催したUUUMも、14日公式サイトに「本日開催のイベントで発生した事件について」と題した文章を掲載。
「本日、代々木競技場第一体育館にて開催した『オールスター大運動会@代々木競技場』第二部の上演中に、ステージに不審者が侵入し、当社専属クリエイターHIKAKINに接触しました」と報告。
「HIKAKINをはじめとした出演者の皆さま、ならびに、ご来場の皆さま、配信をご視聴の皆さまに、ご不安ご心配をおかけしたことにつきまして深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
続いて、侵入者は複数のスタッフによって取り押さえ、警察官へ引き渡したことを報告したうえで、今後については警察の捜査を待ち、内容について報告ができる状態になれば「改めてお知らせいたします」としている。
最後に「本件によりHIKAKIN、出演者、スタッフなどにもいまのところ怪我などは発生していない状況です」と、HIKAKINら出演者やスタッフの無事も報告した。さらに翌日にも「8月14日開催のイベントで発生した事件について」と題した文章を掲載。
あらためて事件の経緯や今後の対策方針についても発表した。
会場への侵入方法については、「同会場で実施される大多数のイベントと同等の警備体制を敷いていました」と報告し、当該不審者がチケットを所持して入場していた一般客を利用する形で行なわれていたことや、その方法が相当に特殊であったことが判明したことを発表。
運営委託先各社と重要な課題として対策を講じるとしている。
同イベントの運営委託先であるディスクガレージ社によるコメントも掲載されており、「この度のような想定外のケースに関しましては、各会場の構造や導線を再確認し、再発の防止に努めてまいります」と報告したうえで、「関係各位に多大なるご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

YouTubeのライブ配信でも報告
HIKAKINは16日にYouTubeでライブ配信を行ない、14日のハプニングについて生の声で語った。
「どうも!元気はHIKAKINです!」と明るく登場し、「お騒がせしました」と謝罪。「擦り傷1つなく、無事です」「首をグリっとやられたんですけど、大きな怪我とかはありません」と元気な様子を報告。
しかし、当日のことについては「正直、一生忘れることはできない」と語り、「目には焼き付いたかなって感じではある」と語りながらも、「まあ、案外そういうのに弱いタイプではなかったみたいで、今日も早朝から夜まで撮影の仕事があって、おかげさまで普通の仕事ができています」と事件の影響がないことを強調。
「メンタルの方も大丈夫です」と、ファンを安心させていた。
HIKAKINによると、このようなイベントに出演するのは約2年ぶりで、ゲーム関連だったこともあってかなり集中していたとのこと。
したがって不審者が近くに来るまで気付かなかったようで、凶器ではなく傘を手にしていた犯人を見たときに、「80%くらい危ない人なのかな」と感じたことを明かした。犯人からは「マイクを貸せ」と声を掛けられ、「演者の方ですか?」と2回確認したが、マイクで何か叫ばれたら、イベントが大騒動になってしまうと考え、冷静に対処したことも語った。
また、2人のMC担当について「早い段階から異変に気付き、周囲に声を掛けるなどしてくれた」と、事件当時のMCの対応を称賛。
これをきっかけに物騒な事件が起きてしまわないように、ファンもエンタメに携わる人もどちらも気を付けるようになり、「被害者が減ったらいいなと思います」と同様の事件がなくなることを願った。
「僕らとしても課題が見つかった部分もありますので、そこを徹底して改善とかしていくとは思うんですが、幸いなことに本当にケガ人がいなくてよかった」と語った。今回は無事でよかったが、警備体制の見直しなど課題が残った本事件。
HIKAKINが語るように、この事件をきっかけに安全にイベントが行われることを願う。

