「貧困層の液状化」都心の公園で炊き出しのお弁当400食が20分でなくなる - 変えていく トレンドがチカラ☆

「貧困層の液状化」都心の公園で炊き出しのお弁当400食が20分でなくなる

コロナの影響で職を失い、生活に困窮している人を支援すべくNPO法人の「TENOHASI」は月に2回、炊き出しや生活相談によるカウンセリングを行っている。

そして先月9月25日に池袋の東池袋中央公園でお弁当無料配布の炊き出しが行われたのだが、その日はなんと400食あったお弁当がわずか20分でなくなった。

コロナによる影響は今年9月に入り感染者の数は減少していったが、依然として経済的な面では多くの人が元のような生活を取り戻すことについては困難な状況が続いています。

当日、お弁当の無料配布を行った東池袋中央公園に並ぶ人並みには高齢の男性が多かったが、中には中年の男女や若い人の姿もあり、その数は日が暮れるころには、広い公園内に長い長蛇の列が出来上がっていた。

生活困窮者の中には女性や若者の姿も

生活困窮女性

妻と一緒に並んでいた50代男性はホテルの従業員をして働いていたが、コロナの影響で仕事を失い、会社側からも休業手当をもらえず、収入が減っていった。


妻は飲食店へおしぼりを納入する会社へパートとして勤めていたが、その仕事も失い今回テレビで炊き出しのことを知り訪れたとのことだ。

最近ではホテルの仕事も徐々に出始めたとのことだが、勤務は週3日で生活はまだまだ苦しい状況が続いているという。


「正直、並ぶのには恥ずかしさなど抵抗はあるが、こういったことがあるのは本当にありがたい」と語っていた。

また、30代前半の男性は派遣社員として、ネット通販の倉庫で商品の棚出しの仕事を行っていたが、今年の夏に雇止めに遭い、代わりにハローワークにも求人を探しに通ったが、職を見つけることが出来なかった。

今では友人の家に居候しており、冷凍食品の配送など日雇い仕事をして食いつないでいる日々だという。


現在の収入は月に7万円ほどであり、早く前の生活のように収入を計算できるような職をみつけ、炊き出しに頼らなくてもいいようにしたい。今はとにかく粘るしかない」と語っていた。

それ以外の他の人も様々な事情を抱えており、生活保護を受けていたが障害の加算分を減らされ生活が苦しくなってしまった人、専業主婦だったが家庭内事情で路頭に迷った女性などもいたという。

そして、弁当の無料配布は午後の6時に始まったが、400食分の弁当に対し416人が集まり、お弁当はわずか20分ほどでなくなった。


コロナが本格化した昨年の春以降では200人台だったが、今年に入りその数は急増し、その数は300人台が続いており、今回はコロナ禍、初の400人を超える数になった。


400人超えはリーマンショック時と同等と言われている。


また、それらの中には20~30代の若者が目立つようになり、コロナ以前はほぼいなかった女性の姿も見るようになったという。

TENOHASIの清野代表は、「今回のコロナによって改めて液状化の現象のように貧困層が浮き彫りに出始めた。非正規雇用などもともと弱い立場であった人達がさらに生活に困窮し、失業保険や給付金でもしのぎ切れなくなっている」という。


このような非常事態の状況に国からも手をもっと差し伸べ支援をしていってほしいと願った。

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コロナ禍で若者はどうすればいいのか

今回、目立った現象にあるのが、若者世代の生活困窮である。


以前は、競争を勝ち抜き一流大学から大企業に就職することが将来の生活への「安泰」を手に入れられるという一種の成功パターンとされてきましたが、現在ではそのパターンも必ず正解というものでもなくなりました。


前述の通り、現在でが非正規雇用が広がりを見せる中、不安定な生き方を強いられる人が増えてきました。

2000年代の大学生の間では、将来の不安を抱えながら大学生活を送り、とりあえず何かしらの資格取得を目指す者や公務員試験に向け、ダブルスクールや企業のインターンシップに通うもの等急増したといいます。

そして現在では、それらすらも安泰であるとは言えない状況になり、ますます生活の困窮や将来への不安が一層強まっています。


もちろん今後も一人一人の努力は必要ですが、今の社会構造では必ずしも自己の責任だけで解決されるものでなく、社会全体で大きな改革が必要であるといえるでしょう。


そういった意味でも今回の衆院選挙には大きな意味があり、国民からも大きな期待がかかっているでしょう。

TENOHASI

TENOHASIは特定非営利活動法人であり、ホームレスや生活保護受給者などの生活困窮者に対して自立支援を行う団体のである。


1999年、新宿連絡会と池袋の路上生活者が連携したことから同団体は始まり、徐々に当事者以外の支援者が募るようになっていった。


活動としては月2回の第2土曜日と第4土曜日に東池袋中央公園での炊き出し、医療や生活相談も行っている。


そして毎週水曜日の夜には池袋周辺での夜回りや生活相談、医療相談、生活困窮者への支援として生活保護申請の同行、生活物資の提供、アパート入居後の支援なども行っている。

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