IVE、紅白出場内定!日本デビューからわずか1カ月での初出場なるか
デビューわずか1カ月弱での紅白内定!?
年末が迫り、今年も『NHK紅白歌合戦』の話題が多く聞かれる時季になってきた。
出場歌手の発表も近付いてきて、出場予想や出場内定などのニュースも連日聞かれている。
今年で第73回を迎える紅白には、デビュー40周年を迎え活動再開を発表した中森明菜の出場を期待する声や、同じくデビュー40周年の安全地帯の出場が内定したなどのニュースが聞かれている。
そんな中、10月19日に日本デビューしたばかりの韓国の6人組ガールズグループ“IVE(アイヴ)”が、紅白に初出場することが内定した。
IVEは、2021年12月にシングル『ELEVEN』を引っ提げ、韓国でデビュー。
新人離れした確かな実力とチャーミングなビジュアルで、あっという間にスターダムを駆け上った。
グループ名の由来は、“I HAVE=IVE”。
「完成型のグループとして、私、そして私達がもっているものを、IVEらしく堂々とした姿で見せる」という意味が込められている。
メンバーは、“IZ*ONE”出身のユジンの他、ウォニョン、ガウル、リズ、イソ、そして唯一の日本人レイの6人編成。
8月にリリースされた3枚目のシングル『After LIKE』はミリオンヒットを記録。
2021年以降に韓国でデビューした新人グループの中で最高の売り上げを記録、本国の音楽賞を総なめ状態にしている。
8月には初来日し、日本で初めてのパフォーマンスを披露。
フジテレビのイベント『バーチャル冒険アイランド2022』のテーマソングを歌うなど注目を集め、『ELEVEN ‐Japanese ver.‐』で日本デビューを果たした。
同じくK-POPのガールズグループとしては、IZ*ONE出身のSAKURAこと宮脇咲良が所属している多国籍5人組ガールズグループの“LE SSERAFIM(ル セラフィム)”の初出場も有力視されている。

紅白歌合戦に出場した韓国のアーティスト達
長い紅白の歴史の中で、これまでも韓国のアーティストが度々出場を果たしてきた。
古くは、『釜山港へ帰れ』などのヒット曲で知られ、1987~1990年まで4年連続出場を果たしたチョー・ヨンピルや『すずめの涙』がヒットし、1988年に出場を果たしたケイ・ウンスク、1989、1994、2001年の3回出場を果たしてキム・ヨンジャ、1989年に出場したパティ・キムがいる。
1980年代後半から1990年代初めに日本で活躍したこの4人は、演歌やムード歌謡を歌い、アダルトな雰囲気の歌手だった。
その後月日は流れ、2001年には、イ・ジョンヨンが日本のテレビドラマ『美しき日々』に女優として出演し、そのドラマ主題歌『Heaven』の日本語版で出場。
CDデビュー後2週間という短期間で紅白に出場したが、これはIVEよりも短く、デビュー最短出場記録となっている。
その後はK-POPブームや潅流ブームが訪れ、数々のK-POPアーティスト達が紅白の舞台を盛り上げた。
そのブームよりも前に日本で大ヒットを飛ばし、2002年から2007年まで6回連続出場を果たしたのがBoA。
その後のK-POPブームの先駆けとも言える。
2003年に日本で放送されて大ヒットし、第一次韓流ブームを巻き起こしたドラマ『冬のソナタ』の主題歌『最初から今まで』で2004年に出場したのはRyu。
そして2000年代後半には、いよいよ第二次韓流ブームとも言うべきK-POPブームが到来する。
代表格は東方神起。
2005年に日本デビューした東方神起は5人組のボーイズグループで、2008年、2009年に連続出場。
その後、2010年に所属事務所とのトラブルで分裂。
東方神起はユンホとチャンミンの2人体制となり、2011年にデュオでも出場を果たしている。
同じ2011年には、日本でも大ブームとなった少女時代とKARAの2組のガールズグループが紅白出場。
さらに、2017,2018年と2年連続でTWICEが出場を果たしている。

出演が噂されるアーティスト達
先述したように、IVEより先に今年の紅白に同じく出場が内定したと報じられたのは、今年デビュー40周年を迎えた安全地帯だ。
実現すれば、バンドとしては1985年以来2度目の出場(玉置浩二はソロで2回出場)となる。
今年の紅白で注目されているのは、安全地帯と明菜の他に、昨年出場予定ながら直前に出演を辞退した松田聖子の他、安全地帯、明菜と同じくデビュー40周年を迎えた小泉今日子やデビュー35周年を迎えた工藤静香など、80年代から90年代に一世を風靡したベテランのアーティスト達。
出場が実現するかどうか、注目が集まる。
そして、活動休止を発表している常連歌手、氷川きよしも、紅白ではしばらく見納めになるので注目を集めるだろう。
もちろんベテランだけではなく、若手のアーティスト達の中にも注目されているアーティストはいる。
来年、メンバー3人の脱退を発表したばかりのKing&Princeは、今年出場すれば5人体制で最後の紅白となる。
後輩のなにわ男子の初出場も期待されている。
昨年、有力視されながら出場しなかったAdoや緑黄色社会など、初出場アーティストに誰が名を連ねるのか期待が高まる。
視聴率的には昭和の全盛期に遠く及ばず、不要論なども巻き起こる紅白だが、年末に最も話題になるテレビ番組なのは間違いがない。
出場歌手の発表を楽しみに待ちたい。
