神田沙也加さんの両親である、正輝と聖子が「悲しみの会見」で語る
神田沙也加さんが亡くなり、悲しみの中、沙也加さんのご両親である神田正輝さんと松田聖子さんは札幌市内の記者会見に現れた。
突然、愛する娘を失った悲しみは計り知れないであろう。
マスコミといえど、そんな状況や娘を失った二人の気持ちを考えれば、無理に発言を求めることはできない。
ネット側でも、「こんな立場で、会見などできるはずもないではないか」「マスコミは本当に最低だ」など多くの批判がありました。
しかし、ある記者は、「メディアの方も無理に二人に何か話してもらおうということは、誰一人望んでいませんでしたし、二人がまともに話ができる状況ではないということが分かっていたのだろう。しかし今回は、神田さんの方から一言申し上げたいことがあるということで、あのような形になった」と語りました。
当然、誰もがこのような時に無理に何も話さなくてもいいと思うだろう。
しかし、こんな状況にも姿を現した神田正輝さんと松田聖子さんはどういう想いで姿を現すことにしたのだろうか。
ある芸能関係者は、それは昔の名残が理由のひとつにあるのだろうと述べました。
「神田正輝さんと松田聖子さんは昭和を代表する大スターであり、今ではファックスしかり、SNSなどネットでの報告や発表が主流になっていますが、昔は直接会見の場で話をしていました。そういった空気がまだ芸能界にもあり、それを意識したのではないでしょうか」と話した。
ある意味、二人はマスコミとの関係性を気にして今回の会見も開くことを決意したのではいかと言われている。
ある記者が、沙也加さんが誕生してまだ1年も満たない時、親子スクリーンショットを取るよう上司からに求められ、神田さんたちの自宅前で待機している際、20時過ぎに自宅に到着した正輝さん、聖子さん、沙也加さん3人の姿を写真に収めようとしたが、正輝さんから子どもが寝ているので写真を撮ることを制止され、断られたので記者は帰ろうとした。
しかし、そんな記者を見て不憫に思ったのか、正輝さんは「上の方から写真を撮ってこいと言われ来たのでしょうから、このまま手ぶらだと叱られるでしょう。
私のお願いを聞いてくれたのでこの借りは必ず返すので、また明日の朝に来てください」と述べた。
このように、いつでも記者たちの気持ちを汲み、今回も悲痛の想いで記者会見の場に姿を現してくれたのだろうと思う。
そして、このまま何も語らなければ、何かまた話を聞こうと自分たちのことを追いかけ続けるマスコミの特性をよく理解しているからこその計らいでもあると感じる。
交際相手とのトラブル
今回の神田沙也加さんの死には、交際相手だった前山剛久さんとの関係も原因があったとされている。
それは、沙也加さんと付き合っていたにも関わらず、前山さんはあるアイドルとの二股をかけていたという疑いがもたれているからです。
週刊文春によると、前山さんはこのアイドルとは一時、同棲をしていたとされるが、今年の夏ころには「他に好きな人ができた」と一方的に別れを告げ、神田沙也加さんとの交際をスタートさせています。
しかし、前山さんは神田沙也加さんとの交際を始めてからも、度々そのアイドルとの連絡を取り続けていたとされており、あるメッセージには「そのアイドルの方が良かった」などという文言あったという。
また、前山さんは沙也加さんに対して、元恋人であるアイドルとの関係を一切断つことと、沙也加さんを傷つけた場合には、メンタルケアをすることなどの誓約書も書いていたとされるが、このような逆に沙也加さんを傷つける言葉を送っていたとされる。
神田沙也加(かんだ さやか)
1986年生まれで、父は俳優の神田正輝さんで母は歌手の松田聖子さん。
神田沙也加さんはデビュー時にはSAYAKAの芸名だったが、後に本名である神田沙也加に変更した。
女優業や歌手、声優、YouTuber、またロリータ・ファッションも好んでいたことから読者モデルとしても活躍した。
子どものころからアニメやゲームが好きで、セーラームーンのファンだったり、アニメ雑誌、フィッギュアを集めたりし、休日にはよく秋葉原でも過ごしていたそうだ。
1998年当時、神田沙也加さんはロサンゼルスの日本人学校に通っており、両親のことは明かさずに地元のオーディションに応募し、デビッド・グリーンスパン監督の「ビーン・ケーキ(おはぎ)」にヒロインの小学生役で出演していたとされる。
なお、同映画は2001年にカンヌ国際映画祭で短編部門の最高賞を受賞している。
2021年12月18日に、滞在していた札幌市内の宿泊ホテルの14階屋外にあるスペースで倒れていたところを発見されたが、既に心肺停止の状態で病院に搬送され、死亡が確認された。
死因は高所から転落したことによる、外傷性ショックと発表された。
遺書は見つかっていないが、神田沙也加さんが当時思い悩んでいたことが綴られた書き置きがホテル室内で見つかったとされ、愛犬の死、恋人との悩みなどが書かれていたとされる。