KARA活動再開発表に、ファンの間で歓喜の声! 活動再開に至った背景とは?
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フルメンバー5人で6年ぶりの活動再開を発表
2016年に解散した韓国の人気ガールズグループKARA活動再開が、9月19日に発表された。
解散から6年が経つが、日本でも根強い人気を誇るKARAはファンの間で再結成を待ち望む声が絶えなかった。
そんな中リーダーのジュリが6月、Instagramにメンバー5人が揃った写真を投稿したことから再結成が現実味を増し、さらに期待が高まっていた。
そのタイミングで発表された嬉しいニュースに、インターネット上でも歓喜の声に沸いている。
KARAは2007年に韓国デビュー。『ミスター』『Jumping』『Lupin』などのヒット曲を連発。
2010年には日本デビューした。日本デビュー時のメンバーは、ギュリ、スンヨン、ニコル、ハラ、ジヨンの5人編成。
当時の日本はK-POPビーム真っただ中で、同じく韓国のガールズグループ少女時代と人気を二分していた。
日本では『ミスター』のヒップダンスが話題を呼び、東京ドーム単独公演や『NHK紅白歌合戦』への出場を果たした。
ライバルの少女時代に比べて親しみやすさが魅力で、『ジェットコースターラブ』『GO GO サマー』などが日本でも大ヒットした。

メンバーの脱退や解散から活動開始に至るまでの経緯
2014年にメンバーのニコルとジヨンが脱退。残ったメンバーのギュリ、スンヨン、ハラの3人に新メンバーのヨンジを加えた4人体制で活動していたが、2016年1月に当時の所属事務所DSPメディアとの専属契約満了伴い、惜しまれつつ解散した。
解散後、各メンバーはソロ活動を開始。
ハラは、2019年から活動の拠点を日本に移していたが、同年11月に韓国の自宅にて遺体で発見された。自殺と見られている。
ハラとの悲しい別れはあったが、今回の再結成は脱退したニコルとジヨンも加えて完全体制の5人組として。11月にデビュー15周年を記念するミニアルバムをリリースすることも発表された。
KARAのアルバムリリースは、2015年5月発売のミニアルバム『In Love』以来7年ぶりとなる。
発売は、元所属事務所DSPメディアを買収したRBWから。
アルバムリリースに関して、メンバーからは「長い間、一途に愛と応援を送ってくれたファンのために準備したアルバム。フェスティバルのように幸福で明るいエネルギーに溢れるアルバムで、ファンとともに楽しみたい」とコメントしている。
昨年から今年にかけては、T-ARA、GFRIENDのメンバーによるVIVIZ、さらに音楽フェスで一夜限りの再結成を果たした2NE1など韓国のガールズグループの復活が相次いでいる。
先月には、KARAのライバル少女時代も5年ぶりに活動を再開しているので、再び2つのグループがK-POPを新しい魅力で盛り上げていくことが期待されている。

相次ぐK-POPガールズグループの再結成
現在も、日本でのK-POP人気は高く、BTSを始めとしたボーイズグループやTWICEなどのガールズグループがたくさん活躍している。
元々はBoAや東方神起、BIGBANGが日本に進出して人気を集め、さらにKARAと少女時代がその人気を広げた形だ。
その中でもKARAの特徴は、本国よりも日本での人気が高かったこと。
シングル曲に日本の作家を起用し、日本のバラエティー番組にも多数出演。
日本語も堪能で、K-POPアーティストの中でも抜群の親しみやすさを発揮していた印象がある。
しかし、2011年にはスンヨン、ニコル、ジヨンの3名が、待遇が劣悪であるとして所属事務所に契約解除を申し出るという出来事が起こった。
結局、3か月ほどで騒動は収束し活動を再開させたが、前述したように2014年にニコルとジヨンは契約満了に伴い脱退。
残るメンバーも2年後にやはり契約を終了し解散に至っている。
解散に至った背景を考えると、再結成や活動再開は難しいと見る意見も多かった。
しかし、全所属事務所のDSPメディアが2022年1月にRBW社に買収されたことで再結成が現実味を増し、今回の発表につながったのではないかと見られている。
同じく、8月に5年ぶりの活動再開を果たした少女時代は、メンバー8人のうち3人が所属事務所のSMエンタテインメントを離れていたので再結成は難しいと考えられていたが、過去に東方神起から分裂したJYJに対して活動を妨害したとして公正取引委員会から禁止命令を受けたことがあるSMエンタテインメントの姿勢が寛容になったことが、活動再開を実現させたようである。
メンバー同士の絆の深さに感動するファン達
リーダーのジュリが、6月にメンバー全員の写真をInstagramに投稿した際、他界したハラもタグ付けされていたことからメンバー同士の絆の深さが感じ取れて、感動する声が聞かれていた。
ジュリは活動再開を発表した9月19日にTwitterを更新。
「長い時間、待っていてくれてありがとうございます。すぐ皆さんに会いに行きます。11月に合いましょう!(日本語の勉強またしなければ)」と日本のファンに向けてツイート。
近いうちに、また日本でKARAの5人に合うことが実現できそうだ。
ファンにとってはハラの不在の悲しみが消えることはないだろうが、天国で再結成を喜ぶハラの姿を感じ、ハラも含めた6人のメンバー達をこれからも愛していくだろう。

