オードリー春日、那須どうぶつ王国に誰よりも早く直接謝罪!時代錯誤の芸人との落差

『スッキリ』最終回直前の騒動

3月31日に最終回を迎え、17年間の歴史に幕を閉じた日本テレビ系朝の情報番組『スッキリ』。

最終回まで1週間となった3月24日の放送で栃木県の「那須どうぶつ王国」から生中継が行われ、オードリーの春日俊彰がペンギンビレッジの池に飛び込み、同園から抗議を受けた問題。

中継では春日がペンギンの餌やり体験をするという企画で、スタジオにいた番組のMC加藤浩次が何度も「落ちるなよ」と繰り返し、春日は加藤の“フリ”にこたえる形でわざと飛び込んだ。

驚いて逃げるペンギンの映像が流れ、スタジオで笑いや悲鳴が沸き起こると、その後も2度池に飛び込んだ春日。

同園は生放送直後に現場で番組関係者に抗議し、

「池に飛び込む行為について事前に打ち合わせはなく、登園としては誠に遺憾であり、テレビ局側に厳重抗議いたしました」とする抗議文を園の公式SNSに掲載。

抗議を受け、『スッキリ』側は公式サイトに謝罪文を掲載し、週が明けた3月27日の放送でMCの加藤浩次が謝罪した。

さらに、日本テレビの石澤顕代表取締役社長も会見で、

「動物園の方々、出演者の方々にご迷惑をおかけし、視聴者に不快な思いをさせてしまいました」と謝罪する事態にもなった。

幸い池にいたペンギンにケガなどはなく無事だったが、水族館の関係者などからペンギンがいる池に飛び込むという行為は動物虐待にも当たるとする厳しい指摘が挙がった。

また、ネット上でも多くの批判の声が見られる中、飛び込んだ春日本人からの謝罪がないことにも疑問や批判の声が出ていた。

しかし、春日自ら同園を訪れ謝罪していたことがこのたび明らかになった。

誰よりも早く、直接謝罪していた春日

4月4日に那須どうぶつ王国が公式サイト

「(3月)26日に春日さんご本人、『スッキリ』の制作責任者の方々が謝罪に来園し、春日さんからも謝罪を受けました」と報告する文章を掲載。

春日は、加藤や日テレ社長の謝罪よりも前に、自分の非常識な行いを反省し、園の関係者やペンギンに対するお詫びの長い文章を直筆で綴り、園に持参したうえで謝罪していたのだ。

同園は春日の直接の謝罪を受け入れたという。

しかし、春日は世間の批判の声を真摯に受け止め、謝罪した事実は一切明かしていなかった。

同園によると、「皆さまにご心配おかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」としたうえで、春日本人と番組関係者が直接謝罪に訪れていたことを報告した。

日テレの石沢社長からの謝罪もあったことも報告し、「当園はSNS等で個人への誹謗中傷は望んでおりません」とするコメントを発表した。

しかし、3月27日の放送で加藤が「『動物達に危害を加えなければ池に落ちても大丈夫。

池に動物が入っていない状態であればいい』などとスタッフから聞いていた」と発言したことに関しては、

「当園が動物のいる状態で池に入っても大丈夫だと言った認識はない」と反論。

「安全や衛生、動物福祉の観点からあり得ないことであると再度抗議し、撤回を求めた」としている。

この件に関して日本テレビ側と直接協議し、日テレは「理解が不十分であった」と認め、再度謝罪を行っている。

同園は「打ち合わせの中で、園の担当者と番組担当者との意思疎通に問題があったと認識している」とし、「この点は、当園として重く受け止めております」と説明している。

時代錯誤のお笑い芸人に批判殺到

真っ先に直接謝罪をしたにもかかわらず、ネット上では謝罪がないことに対してのバッシングが書き込まれていた。

そんな状況でも、自分からは一切謝罪したことを公にしなかった春日に対し「誠意がある」「真摯に反省している気持ちが伝わる」などの好意的な声が聞かれている。

一方、この問題に関しては、カンニング竹山や千原せいじ、宮迫博之ら一部のお笑い芸人が春日の好意を援護するコメントを発表していたが、その発言に対する批判の声はさらに高まっている。

「“押すなよ、押すなよ”の掛け合いはお笑いの伝統芸」

「水があればそこに落ちるのが芸人」

「動物の衛生面より、春日くんの衛生面を考えてあげて」

など春日を気遣うだけではなく、春日の行為までをも援護するようなコメントを発表していたが、援護されるより前に春日本人が真摯に反省し、謝罪していたことがわかり、

ネット上には「無神経」「時代錯誤」「動物の命より笑いが優先ということですね」などのコメントが並び、炎上している。

昭和の時代や一昔前なら笑って済まされた問題も、現在はコンプライアンスの問題などから笑い事では済まされなくなっていることが多い。

窮屈に感じることもあるが、時代に合わせたお笑いを追求するためには、常にアップデートする姿勢や意識をもつことがテレビ制作者やタレントには求められているのではないだろうか。

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