【朗報!】新作映画『ロード・オブ・ザ・リング』複数製作すると決定!
あの感動を与えてくれた名作、『ロード・オブ・ザ・リング』の新作が複数製作されることが明らかになった。
公開時期、時代設定は不明。
トールキンが壮大なスケールで描いた『指輪物語』の一部が、映像で具現化されることに期待が膨らむ。

映画シリーズを手掛けたニュー・ライン・シネマが製作!
新作は、これまで映画シリーズを手掛けたニュー・ライン・シネマ(ワーナー・ブラザースの一部門)が製作する。
現地時間23日に行われたワーナーの収支報告会で、『指輪物語』の映画権などを保有するスウェーデンのゲーム会社エンブレーサーと、複数年にわたる契約を結んだことが明かされている。
ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ共同会長のマイケル・デ・ルカ&パメラ・アブディは、
「トールキンが描いた壮大で複雑なユニバースを凝縮した2つのトリロジーでは、まだ語られていない物語があります。
ファンのみなさんを中つ国の深部に招く機会をいただけたことを光栄に思います。」と声明を発表。
あの壮大な世界観を手掛け、大きな感動を与えてくれたときと同じ製作会社が手掛けるとは期待大だ。

映画だけでない!これから関連作品も配信予定!
昨年9月にはアマゾンで『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』が配信された。
『ロード・オブ・ザ・リング』以前の時代設定で、あの指輪ができるまでを描いている。
若き日のガラドリエル、エルロンドが活躍。
そしてなんと、人の姿をしたサウロンや、あの英雄イシルドゥアも登場している。
ドラマとは思えないスケールで、映画では表現しつくせない細かな部分がたっぷりと描かれ、見ごたえのある作品だ。
現在シーズン1のみの配信だが、2024年以降にシーズン2が配信される。
また、『ロード・オブ・ザ・リング』の183年前が舞台となる長編アニメ映画『ザ・ロード・オブ・ザ・リング:ザ・ウォー・オブ・ザ・ローヒリム(原題)』が2024年4月12日に全米で公開される予定だ。
ファンからは複数製作が発表されることで「待っていました!」と期待を膨らませる声があがった。
一方「スター・ウォーズの末期状態のようにならないで欲しい」と、作品数が増える度にマンネリ化することを懸念する声もある。

トールキンが描いた人間の「光」と「闇」
もともと原作の『指輪物語』はトールキンが壮大なスケールで描いた長編小説だ。
人間が持つ「光」と「闇」に焦点を当てた、ファンタジーと一くくりにできない、人間味あふれるストーリーに心が打たれる。
全てを治め、自己実現が可能になる「指輪」の虜となり、周りが見えなくなるフロドにゴラム。
「指輪」は事実、自分をおとしめるものだと頭ではわかっていても、決して自分一人の力で捨てることができない。
しかし、その自分をおとしめる「指輪」こと、自分を破滅させる「こだわり」を捨てる旅につきあってくれるのが「真の友」だ。
この「核」になる部分は、シリーズが広がっても一作目の『ロード・オブ・ザ・リング』からずっと変わらない。
同じ製作会社が手掛けることから、時代背景など「枠」が変わっても、トールキンが伝えたかった「真理」を理解して描き続けてくれることを願う。
