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映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が世界で大ヒット!待ち遠しい日本公開

アニメ史上最高の世界興行収入を記録

『スーパーマリオブラザーズ』と言えば、任天堂が1985年に発売して大ヒットし、今も尚大人気のゲーム。

その『スーパーマリオ』を原作とした米アニメーション映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(The Super Mario Bros. Movie)』が4月5日に公開された。

公開5日間で3億7700万ドル(約500億円)の世界興行収入と推定されている。

これは2019年の『アナと雪の女王2』の記録を抜き、アニメ映画としては世界最高を記録した。

北米だけでも公開3日で1億4636万ドル、5日で2億ドル(約265億円)を突破。

2023年2月に公開された『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の2億2530万ドルを超え、今年公開された映画の中で最高記録となり、早くも「今年の興行収入No1は確実」との声も聞かれている。

今作は、『ミニオンズ』シリーズなどを手掛けた制作会社“イルミネーション”が、長編3Dアニメとして制作し、マリオ役は映画 『ジュラシック・ワールド』シリーズで知られるクリス・プラットが演じている。

ルイージ役はチャーリー・デイ、ピーチ姫役はアニャ・テイラー・ジョイ。

舞台はニューヨークのブルックリンで、配管工のマリオとルイージが地下で水道管の修理をしているときに、謎の土管を通じて魔法の世界に迷い込んでしまう。

そしてマリオとルイージは離れ離れになり、マリオがルイージを探して壮大な冒険をする物語。

日本では、4月28日に公開予定。

観客には高評価でも、厳しい評論家の批評

海外での好調な滑り出しを受け、日本公開にますます期待が高まる。

アメリカの映画評論サイト“Rotten Tomatoes”では、映画を鑑賞した観客の平均評価が“96%”という高い満足度であることも明らかになった。

観客の評価を平均値にした“AUDIENCE SCORE”によると、1,000以上寄せられた5点満点の評価の中で、平均値が4.7点を記録したのだ。

一方、批評家による評価の平均値は53%であり、特にストーリーについての評価が伸び悩んでいる。

別のレビュー集積サイト“Metacritic”でも観客の評価は高いが、批評家によるレビューの平均値は現在47点で、こちらでも低い評価が出ている。

しかし、ゲームを原作として制作された映画は低い点数がつけられることが多く、ここ数年に公開された映画では

『モンスターハンター』47点、

『モータルコンバット』44点、

『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』44点、

『アンチャーテッド』45点、

『ソニック・ザ・ムービー/ソニックVSナックルズ』47点

ゲームを原作とした映画はどれも40点台の評価にとどまっている。

と、ほかのゲームを原作とした映画に比べれば、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の評価は低いわけではない。

レビューの内容を見てみると、アニメーションのクオリティや声優陣の演技を高く評価されたものは多い。

ゲームの要素の取り入れ方も、スマートで楽しいとの評価も見受けられる。

ストーリーの練り込み不足を指摘する声が多いが、ゲームを知らない人にも楽しめるよう、万人向けの作品に仕上げられた点は評価されている。

その一方で、40年にわたるゲームのイメージを忠実に再現しようとしたあまりに、ゲームのファン以外に届けるエネルギーをほとんど残していないと評するレビューもあり、評価は割れている。

ゲームから取り入れた要素に対する好き嫌いが、評価の分かれ目になっているようだ。

90点の高評価から酷評する20点まで点数の幅が大きく、評価が分かれている。

日本の観客や批評家はどのような評価をつけるのか、楽しみの1つになっている。

日本公開に向けて音楽やコラボ商品など話題続々

日本公開に向けて、映画に関するさまざまな話題で盛り上がっているが、映画の音楽もその1つ。

映画のサウンドトラックが、SpotifyやApple Musicなどで配信され、劇中で使用されている37曲を聴くことができる。

映画でクッパの声を担当したジャック・ブラックが手掛けた劇中歌『Peaches』のミュージック・ビデオもYouTubeで4月8日に公開され、すでに50万回以上再生されている。

ビデオの中ではクッパのような緑色のスーツを着たジャックが、ピーチ色の室内でピーチ色のピアノを演奏している。

ピアノの上には額縁に入ったピーチ姫の写真とボウルに入った桃が飾られ、ピーチ姫への愛を切々と歌っている。

ミュージックビデオを監督したコール・ベネットによると、ジャックが着用したスーツはクッパとエルトン・ジョンにインスパイアされたものとのこと。

そして映画公開直前の4月24日は、映画と森永の人気アイス“ピノ”がコラボした商品が、数量限定で発売されることも発表された。

商品は、パッケージに映画のイラストが描かれた“ピノ”、“ピノ チョコアソート”、“ピノ シーズンアソート”の全3種類。

“ピノ チョコアソート”と“ピノ シーズンアソート”は、2箱使用するとピノガチャが作成できる仕様になっていて、パッケージの裏面にはハテナブロックのデザインになっている。

そして個包装のフィルムには、映画に出てくる4種類のアイテムが印刷され、ガチャを回すとマリオがハテナブロックからアイテムを登場させることができる仕掛けになっている。

“ピノ シーズンアソート”は、定番のバニラ以外にも、ダージリン紅茶を使用した紅茶チョコでミルクアイスをコーティングした“ミルクティー”と、いちごピューレの入ったストロベリーアイスをセミスイートチョコでコーティングした“ストロベリー”の3種類があるというのも嬉しい。

映画が公開されるゴールデンウイークには、日本でもスーパーマリオ旋風が吹き荒れそうだ。

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