連休中にやってはいけないNG行動とは

五月病のリスクを高めてしまう連休中の過ごし方

待ちに待った大型連休、ゴールデンウィークがもうすぐやってくる!!!

今年は、休みの取り方によっては最大10連休になる。

今年もオミクロン株が蔓延していることもあり、大半の人たちが「家でゆっくり」過ごす予定だという。

しかし、連休の過ごし方は注意も必要で、場合によっては五月病のリスクを高めてしまう。連休中の過ごし方の注意点について、横浜鶴見リハビリテーション病院の吉田勝明院長に伺った。


吉田先生は「連休に新しい生活や環境への疲れが一気に出てしまい、五月病になってしまう人もいます。リフレッシュしているつもりが、かえって心身の負担となることもあるので、よい時間の過ごし方をしてほしい」と強調する。


寝過ぎない

連休中は日頃の疲れを回復しようと、寝だめをする人がいるが、

寝すぎは自律神経の乱れを引き起こし生活のリズムを狂わせてしまう。

寝過ぎてしまうと副交感神経が優位な状態が長く続くこととなり、副交感神経は心身をリラックスさせる働きがあるが、本来起きなければいけない時間に優位になるとだるさや倦怠感、眠気が生じるようになる。 

寝過ぎたことで副交感神経が過度に優位になることで、目が覚めてもだるさを感じてしまう。

休日の寝だめは、メンタルの不調につながることもある。休日に寝すぎてしまうと、せっかくの休みを無駄にしてしまったと感じて、自己嫌悪に陥りがちになる。

極端な夜更かし

睡眠には、記憶の整理のほか、脳や体の疲れをとり、体の成長を促し、傷ついた細胞を修復するという大切な役割がある。
夜間にブルーライトを浴びると、体内時計のリセットを助けるメラトニンの分泌が抑えられてしまい、睡眠リズムが後退し、朝起きる時間にはまだ体内時計は睡眠モードということになり生活のリズムが壊れてしまう。

無理やり起きると、体や脳は眠ったままなので、自律神経のバランスが崩れ、頭痛や耳鳴り、めまい、下痢、倦怠感などの体の不調や、イライラ、集中力や意欲の低下、抑うつ感が起こりやすくなる。

家にこもる

連休中はひたすら家にこもってゲームや映画やドラマを見て過ごすという人は多いのではないだろうか?外に出ず家にこもるのは精神的によくない。

外に出て日光を浴びると『幸せホルモン』と呼ばれる脳内物質のセロトニンの分泌が盛んになるので、太陽の光を浴びることは健康維持に必要である。

休日に家の中にこもっていると日光を浴びるチャンスを逃し、体内時計がずれたままになる。

体内時計がずれると、ひどい場合は夜になっても眠れなくなり、逆に睡眠不足になりかねない。

家で休息する場合は、ベランダや庭に出たり、少し散歩に出かけたりするなどして自発的に日光を浴びるようにする。

それだけで疲労から回復しやすくなる。


人と話さない

一人で暮らしている人は、休日は誰とも話さないということもあるかもない。

しかし、これは孤独感を深めてしまい、メンタルに負担をかける。

自分の考えに共感してもらったり、笑ったりする機会が減ると、気分転換しづらく心の疲労は取れにくくなるためである。

吉田先生は「人との交流は、心身の健康を保つのに役立つのです。ずっと家で一人で過ごす生活は、日頃、仕事で人と会う機会が多い人にとって、休み明けのギャップが強くなり、心に負担をかけてしまいます。」と注意喚起をする。

甘いものを食べ過ぎる

甘いものを食べる事がストレス解消につながるという人は多い。連休中は家族とのおやつタイムが増えたり、ご当地名物のスイーツやパン巡りをなどをする人もいるだろう。だが糖分を取りすぎるのは注意だ。


「糖質を食べると、幸せが感じられる」状態が頻繁に繰り返されると、脳はこの快感がクセになり、砂糖依存症になるリスクがある。またメンタルヘルスが崩れている兆候として過度に甘いものや炭水化物をとる傾向がある。

野菜や肉・魚など食事のバランスに気をつけて、軽い運動などでストレス解消できるようにし、健康を維持してほしい。

暴飲暴食

甘いもの以外でも食べ過ぎ、飲み過ぎは自分が知らない間に胃腸に負担をかけてしまう。

休日明けに体に不調をきたし、病院にいかないといけないということは少なくない。


吉田先生は「バーベキューに焼肉など脂っこい食事が続くのも胃腸に負担となります。極端に辛いものも胃壁などへの刺激が強すぎることがあります。自分では元気なつもりでも、内臓疲労が溜まり、体への負担となっているケースは珍しくありません」とコメントする。

連休明けに心身の不調が起きないよう、注意しながらゴールデンウィークを楽しんでほしい。

朝から飲む

独身一人暮らしで友達もいない方に多い傾向にあり、休日に何をしていいかわからなくなり仕方ないから朝っぱらから飲み始める。

言うまでもなく長時間飲めば体調を崩すリスクが格段に上がり、夕暮れには空しさのほか頭が痛くなって具合も悪くなるかもしれない。

誰とも話さずに、トイレにこもっていると何で自分はこんなことをやっているのだろうと後悔するかもしれない。。

今回は大型連休中に気を付けてほしいNG行動を挙げてみた。

今年は最大10連休になり、普段の連休とは違う楽しみ方ができるだろう。

健康に気を付けて楽しんでもらいたい。

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