2018年 埼玉 飲酒運転、カーブ曲がれずはね飛ばす
45歳の女、無職、無車検、無保険で遺族に賠償できず
2018年10月、埼玉県飯能市の県道で無車検、無保険の車を法定速度の3倍以上の時速136キロで運転し、通行中の女性をはねて死亡させた事件で、自動車運転処罰法違反や道路運送車両法違反などの罪に問われた無職の女の裁判の初公判がさいたま地裁で5日に開かれた。
女は事件当時、酒を飲んで車を運転していて酒気帯び運転の疑いもあった。
事件について女は「間違いありません。」と内容を認め賠償が出来ない為「執行猶予付き判決のお願いはない」と述べた。

【事件の概要について】
2018年10月2日、午前5時半ごろ、埼玉県飯能市で女は自宅で焼酎のお湯割りを約400~500ミリリットルほど飲酒し、その後、自宅から近所のコンビニエンスストアに買い物に行った帰り道で事故を起こした。
女は県道を走行中にカーブを曲がり切れず、前方にあった電柱に衝突、車は路上で横転してようやく止まった。
その際に歩いて道路を横断していた50歳の女性をはね飛ばした。
被害者女性は全身を打ち、多発性外傷の傷害により緊急搬送された先の病院で死亡した。
事件当時、女は法定速度を大幅に超えた時速約136キロで運転していたとされている。
警察は事故の通報を受け、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、車を運転していた当時45歳の飯能市原市場、無職の女を現行犯逮捕した。
調べを進めていく中で、運転していた車の車検が切れていて、また保険も入っていないことが明らかになった。
女は「時速約136キロで運転し、左カーブに対応することができず、右側路側帯にいた通行中の女性をはね飛ばした」と証言した。
弁護側は、女は自分の起こした事件に反省していると説明したが、車の保険切れや職を失ったことなどから遺族に賠償ができない旨を伝え、「刑務所に入って被害者への責任を果たそうという覚悟のため、執行猶予付き判決のお願いはない」と話した。

SNSでの人々の反応
インターネット上では、事件当時、無職、無車検、無保険、さらに酒気帯びで車を運転していた女に対して「車を乗っているってことに責任なさすぎるのでは」「何このフルコンボ……マトモにやってるのがバカバカしくなる程のアレ。」
「これは当然納得が出来ない。悪質な上にムショ入って賠償逃れ!?責任がなさすぎる」
「無職だから無保険だから…だったら何やっても許されるんかい?ってなるから最も過酷な事を一生やらすべきだと思う。」などと車を運転する側の責任のなさについて批判の声が相次いでいる。

