コロナウイルス

距離が近くても会話がほとんどなければ「必ずしもマスクは必要ない」

政府、20日に公式発表!

19日、新型コロナウイルス感染症対策を厚生労働省に助言する専門家組織「アドバイザリーボード」は、マスク着用について、屋外で周囲との距離が近い場合でも、会話がほとんどなければ「必ずしも着用の必要ない」とする見解をまとめた。

政府は20日にも、後藤厚生労働相を通して発表する予定だ。

見解では、ワクチン接種が進行する中でも、オミクロン株の感染力が高いことなどを理由に「マスク着用を含めた基本的な感染対策は重要である」と改めて強調した。

散歩やランニング、自転車での移動はOK!

その上で、周囲の人との距離が十分にとれる屋外ではマスクを外してもよいことを示し、具体的な例としては、散歩やランニング、自転車での移動、家族など一緒に生活する人同士で過ごすといったケースを挙げた。

また、周囲との距離が十分に離れていなくても、会話が少ない状況ならマスクは不要との見解を示した。

ただ、念のため屋外でもマスクは持ち歩き、人混みや会話する場面では着用を求めている。

電車やバスなど公共交通機関に乗るときや、屋内に入った際には、これまでと同じようにマスクの着用が必要とした。

一方、変異株「オミクロン株」の拡大を受けて2月以降、マスク着用を推奨してきた2歳以上の未就学児については「一律には着用を求めず、無理には着用させない」とする、前の方針に戻した。また、小学校などの学校生活では、熱中症リスクが高い場合、登下校時や、体育の授業、外遊びの際はマスクを外すよう指導することを求めた。

これらの見解は19日に開かれた新型コロナに関する厚労省助言機関の会合で決定された見解を踏まえた。

政府はこれまで、屋外では人との距離を十分に取れる場合に限って、マスクを外すことは可能としてきたが、「距離の基準がわかりにくい」などと国民から指摘を受けていた。

政府の基本的対処方針も、マスクの着用をどのようなケースですべきかに関して詳細を記していなかった。

今回初めて公式的に屋外でのマスクは必ずしも必要でないとし、熱中症予防のため、周りの人との距離が離れていればマスクを外しても良いことを発表した事例になる。

現在の全国の感染者数について「一部の地域を除き、減少傾向にあり、大型連休前の4月下旬よりやや低い水準」との見方が示された。ただ、ゴールデンウィーク中に人の動きが活発化した影響で感染者数が今後増えてしまう恐れがあり、注意が必要としている。

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