女子テニスの大坂なおみが妊娠公表 2024年の復帰目指す
女子プロテニスプレーヤーの大坂なおみが自身のSNSで妊娠を公表した。
大坂はツイッターとインスタグラムに胎児が映っているエコーの画像、英語と日本語のメッセージが書かれた画像を投稿。
「将来に向けて沢山楽しみなことがあります」とつづっている。
今月開幕する全豪オープンを欠場することを発表していたが、出産後は2024年の全豪オープンでの復帰を目指すとしている。

人気ラッパーと交際
大坂は2019年9月にアメリカの人気ラッパーのコーデーとの交際を公表。
コーデーが大坂の試合に応援に駆けつける姿も会場でたびたび目撃されていた。
2022年6月には「自分はいい男なんだと何度も繰り返すような男は1000%信用できない」と投稿。
2人の写真を全て消去したことで一時は破局報道も流れた。
それでも、10月には2人でフランスのパリを訪れた様子をSNSに投稿。
復縁した様子がうかがえた。
大坂とコーデーは同い年の25歳。
妊娠について大坂はメッセージを発信した(原文ママ)。
「ここ数年は色々な意味で極めて困難でもあり又楽しくもありました。
ここ数ヶ月スポーツから遠のいた事は人生を捧げたこのゲームに新たな愛と感謝をもたらしてくれました。
人生は非常に短いと認識し当たり前と思わずに毎日が新たな挑戦と喜びです。
将来に向けて沢山楽しみな事があります。
それらの一つには自分の子供が私の試合を見て、「あれが私のママ」と誰かに言う事です(笑)
2023年は私にとって色々勉強する年となります。
来年明けから皆さんに会える事を期待してます、2024年の全豪には出場しますので。
永遠に愛してます。
追記:人生において完璧で正しい道なんて無いと思います。
ただ良い目的で前進し続けさえすれば自分の道が開けると思っています。」
これに対し、世界中から祝福が寄せられ、
「おめでとう!」
「アメイジングニュース!」
「赤ちゃんの誕生が待ちきれない。
なおみも健康で元気な赤ちゃんが産まれることを願っています」
といったメッセージが並んでいる。

元世界ランキング1位
大坂は1997年10月16日に日本の大阪市で生まれた。
ハイチ出身の父と日本人の母を持つ。
父と姉の影響で3歳の頃からテニスを始め、父はテニス経験がなかったがコーチとして大坂を教え、近所の靱(うつぼ)テニスセンターでよく練習をしたという。
ちょうどその頃にアメリカに移住。
小さい頃から頭角を現し、姉と全米大会のダブルスで優勝するほどの実力をつけていった。
2013年にプロに転向。
2014年には16歳で193キロのサーブを記録し、180センチの長身を生かした力強いストロークとダイナミックなテニスが持ち味で、世界ランキングも徐々に上げていった。
2016年から女子ツアーに本格的に出場を始め、トップ50入りを達成。
2018年の全米オープンで四大大会のシングルスでは、日本選手として初の優勝を果たした。
2019年の全豪オープンでも優勝し、四大大会を2大会連続で制する快挙。
男女を通じてアジアの選手としては初めてシングルスの世界ランキング1位まで上り詰めた。
2020年には二度目の全米オープン制覇。
2021年には二度目の全豪オープン優勝を達成し、これまで四大大会は4回優勝している。
最近は昨年9月に東京で行われた東レ・パンパシフィック・オープン2回戦を腹痛で棄権した後、公式戦には出場していなかった。
最新の世界ランキングは47位。

世界一稼ぐ女子アスリート
大坂は2021年の東京オリンピックで聖火ランナーの最終走者を務め、テニス以外でも注目を集める存在。
アメリカの経済誌フォーブスは、大坂の年間収入が大会の賞金とスポンサー料を合わせて5920万ドル(約78億円)にのぼると掲載。
「世界一稼ぐ女子アスリート」とも言われている。
