社会・文化

「胡蝶蘭」大量廃棄、議員会館の悪しき習慣

通常、胡蝶蘭の花は1~3カ月の間も咲き続けると言われているが、先月行われた衆議院議員会館のゴミ捨て場には大量の胡蝶蘭が捨てられてあったという。

また、その多くがビニール袋カバーで包装されたままになっており、しばらくたったら、これらは全てごみ回収の業者によって全て廃棄されてしまう。

なぜ、こんなにも胡蝶蘭が衆議院議員会館のゴミ捨て場にあるのかは、岸田文雄内閣発足時、自民党幹部、役員、大臣などに就任した議員あてに送られたものだが、大量に届いた胡蝶蘭が余ってしまい、捨てざるを得なくなったとみられる。

胡蝶蘭が捨てられた一つのフロアにはだいたい30~50鉢あることから、総数では2,300ほどではきかないとしている。

さらに1日だけでなく、毎回3日以上も続くという。

議員たちも捨てるのには後ろめたさもあるわけか、宛名の木札を外したり、人目を避けごみ回収の直前や週末の夕方ごろに捨てているとされる。

議員会館の悪しき習慣
高価な花を大量に廃棄しており、その粗末な対応が問題視されています

胡蝶蘭は発芽してから花が咲き、出荷まで4年ほどかかるとされ、価格は2~3万円からで最高級品なら10万円以上とされる。

贈答用に胡蝶蘭を販売する岡田蘭園代表の岡田氏は、「廃棄の写真にびっくりした。まだまだ飾れる新しいもので、胡蝶蘭を送る側としては、たまったものではないでしょう。蘭は生き物であり、高価なものです。花を扱う我々としても、考えさせられ、受け取る側も含め、胡蝶蘭に代わりカトレアのような豪華でコンパクトな花を贈るものも良いかと思います」と述べた。

SDGsやサスティナブルについて主張している叫ぶ国会議員たちはまず、自分たちの足元の問題を見直すべきだろう。

胡蝶蘭とは

美しく高級なお花として知られる胡蝶蘭は、各お祝い事には欠かせない花として、サイズによっても変わってくるが一般的に1万円前後から、高いものだと5万円の胡蝶蘭のギフトがあるとされる。

通常であれば6,7千円もあれば豪華な花束を用意できるとされている中、比較するととても高価な花として知られている。

胡蝶蘭とは
胡蝶蘭とは一体どんな花なのだろうか


会社の贈答品として購入する方も中にはいるかもしれませんが、初めて購入する人からすればこの金額は驚かれることでしょう。

また、結婚祝いや開店用の祝いなのか、様々なイベントごとによっての胡蝶蘭の価格帯も変わってくるでしょうが、少なくとも祝い事での贈呈であれば1万円前後の価格になることは頭に置いた方がいいでしょう。

記念の説目でよく見かけられるものの、どうして胡蝶蘭はお祝い事で重宝されるほどに「高級」だとされているのだろうか。。。。

胡蝶蘭は「白」のイメージがあるが、実際はピンク、黄色、赤色などのお祝い事にピッタリな様々な花色が存在している。


そんな胡蝶蘭はファレノプシスと呼ばれ、花の形が蛾に似ていることからも「蛾のような」という意味があるとされています。

さらには胡蝶蘭の名前の中に「蝶」という字が入っていることや、日本においては胡蝶蘭の見た目に対して「蝶が舞っている」ようにとらえられたと言われている。

胡蝶蘭の特徴

胡蝶蘭の特徴
胡蝶蘭はお祝い事などに用いられる高価な花です

胡蝶蘭は東南アジアやマレーシア、インド南部、スリランカ、オーストラリア、中国南部、台湾南部、フィリピン、インドネシア、パプアニューギニアなどの熱帯の地域の植物として知られています。

胡蝶蘭は乾燥に強いが一方で多湿を好むという特徴があり、夜間にCO2を吸収している。


夜は温度が低く湿度が高いために株内の水分が失われることを防ぐことから、乾燥にも強い。


しかしその一方で寒さには弱いとされている。

胡蝶蘭が祝いものに向いている理由には、葉が分厚い上に茎が短く、花は数十輪ほどという見た目から花自体がとても気持ちがよく、1か月以上も咲いた状態を保つことができるからだと言われています。

また、温室を利用することでほぼ1年中、胡蝶蘭の花を見ることができるとしているが、もともとは冬の終わりに花が咲くものと言われている。

胡蝶蘭には香りがほぼなく、花びらの奥に花粉がたまっているために花粉もほとんど落ちることはありません。


花の香りを好む人もいると思いますが、長期にわたり会社などで飾ってもらう場合を想定するのであれば、好き嫌いのあるような香りがないことや、花粉の飛散がないことは大きなメリットと言えます。

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胡蝶蘭が高価な理由

胡蝶蘭が高価な理由に原産地があります。


胡蝶蘭の原産地でも述べたように胡蝶蘭は基本的に熱帯エリアでしか育たず、日本で育てようとすると設備や技術が求められます。

温度や環境のコントロールによって長期的に育てることが必要となり、花が咲くまでに、4~5年ほどかかってしまいます。


原産地からの輸入に関しても、胡蝶蘭は揺れに弱く、急激な温度変化にも対応力がないためにめ、海外からの輸入は難しいと言われています。

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