芸能

沙也加さんのメモが語る 交際相手との心の温度差

12月18日、ミュージカル公演出演のため滞在していた札幌市のホテルで転落死した神田沙也加さん。

泊まっていた最上階22階のスイートには神田さんの書いた書き置きのようなメモが残されていたことが警察の発表でわかっている。

しかし週刊文春は神田沙也加さんが部屋に残したメモを「遺書」として12月23日に公開した。

週刊文春によると、残されていたのは2通の封書で、1つは沙也加さんの所属する事務所にあてたもので、もう1つは「ある男性」すなわち交際相手だった前山剛久(まえやまたかひさ)さんへのものだったという。

そのなかで、一緒に住みたかったこと、子供を産んで二人で育てたかったこと、交際相手の心変わりに衝撃を受けたこと、などが書かれていたそうだ。

二人は8月上演のミュージカル「王家の紋章」で共演し、それがきっかけで今年10月ごろから交際が始まったという。

沙也加さんに関して、交際相手だった前山剛久さんは22日所属する事務所のサイト内に出した追悼コメントで、二人が真剣な付き合いをしていたこと、将来をみすえた話も出ていたこと、を発表している。

ミュージカル「マイ・フェア・レディ」は公演再開となったが、前山さんは寺脇康文さんとともに降板することが21日発表された。

前山さんは沙也加さんの悲報に大きな衝撃を受けて憔悴した状態にあるといい、現在前山さんの所属事務所は、医師の指導のもとで前山さんへ精神的なサポートをしているとのことである。

辛い現実
大きな悲しみの中で現実と向き合い続けなければならない

一方、週刊文春が掲載した「遺書」の内容によると、前山さんと二人で一緒に暮らして家族をはぐくみたいと願っていた沙也加さんの夢がかなうことのないものになってしまった、という。

この二人が交際していた時に沙也加さんは前山さんと同棲することを提案し、二人で東京の「勝どき」にある物件を見に行ったそうだ。

そして、契約審査が12月初めに通過、いよいよ同棲が現実のものとなるはずだった。

ところが本契約となる前の12月半ば、沙也加さんは前山さんから突然同棲の解消を言い渡されたという。

この裏に信じられない事実が潜んでいたと噂されている。

前山さんが実は他の女性Xさんとも交際を続けていたという疑いがあるというのだ。

このXさんは現在体調不良により活動を休止している元アイドルグループのメンバーといわれ、このXさんと前山さんは同棲していた時期もあったという。

ところが、前山さんは夏ごろXさんと別れ沙也加さんとの交際を開始。

しかし元カノとは連絡を取り合っていたという。

この事実は沙也加さんの知るところとなり、沙也加さんは心にとても大きな打撃をうけることとなった。

男女の大きなすれ違い
お互いに信頼関係を築けなかったのが原因の一つともされている

沙也加さんは2017年に年上の俳優村田充さんと交際8か月ののちスピード結婚したが、約年半後の2019年12月には離婚を発表している。

離婚の最大の理由は子供をめぐる考え方の相違だったようだ。

結婚当初沙也加さんは村田さん同様に子供をもうけることに前向きだった。

しかし沙也加さん自身は有名人の子供として過ごした中で数々の辛い体験をしており、子供ができれば自らの子に同じ経験をさせるのではないかとの不安が強くなってきた。

そして村田さんが耳の病気を発病して俳優活動を休止、沙也加さんが家を支えなければならなくなるという状況のなかでミュージカル俳優の仕事と妊娠・出産・育児を両立できるのかという不安が強まってきた。

そして次第に子供を産むことに消極的になっていったといわれている。

子供をもうけるかどうかで離婚にまで至った沙也加さんが、前山さんと子供を産んで一緒に生活してゆきたかったというのだから、ここまで沙也加さんの心を変えたのが今回の交際だったと考えると、真剣だった沙也加さんと二股疑惑の前山さんとの間にある感情の温度差に悲しさを感じずにはいられない。

失ったものはもう二度と戻らない
大切な人を失った悲しみは計り知れない

悲報の前日には自身の喉の不調で手術の可能性という問題も発生。

下手すればミュージカル俳優としては命取りになりかねない。

それに家族同様にかわいがっていた愛犬の死も加わって、もともと心療内科に通っていたという沙也加さんのメンタルは相当弱っていたことが考えられる。

沙也加さんの滞在先は冬の雪に覆われていた。

雪というものは孤高なほどに美しく人々の心に感銘をもたらす一方で、雪の天気による暗さや寒さは心に傷を負ったものに時に大きな影響を及ぼす。

うつ病のなかに、季節性感情障害といわれるものがある。

これは季節性うつ病とも呼ばれていて、秋から冬にかけてうつ症状がでる。

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しかし春になると改善するというものだ。

冬になると気分が落ち込む(しかも午前中に強く)、生きる張り合いを失う、疲れやすくなる、物事を楽しめなくなる、食欲が減退する、集中力が続かなくなる、体を動かしたり何かを始めるのが億劫に感じる、性欲の減退などが具体的な症状だ。

加えて過食や過眠は季節性感情障害の特徴的な症状として挙げられている。

冬の日照時間が短いことがこの種のうつ病の原因であると考えられている。

日光が充分でないと、脳内のセロトニンの分泌が減少し、やる気がなくなるといった症状が出やすくなると考えらえれている。

そして残念なことに女性の発症率は男性の約3倍、女性でも特に沙也加さんのような妊娠可能な年齢の人が発症する割合が高いとのことだ。

周囲に起きた一連の不幸な出来事に加えて、のしかかる暗く寒く冷たい冬が沙也加さんのメンタルに大きく影響してしまったのかもしれない。

ご冥福をお祈りするばかりだ。

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