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映画『シン・ウルトラマン』大ヒットの秘密に迫る!

興行収入は20億円を突破!日本映画では異例!

5月13日に公開された映画『シン・ウルトラマン』が現在大ヒットしている。

公開2週目の時点で累計動員数は早くも134万人を超え、興行収入は20億円を突破している。

何がそんなに観客の心を惹きつけているのか。詳しい内容や感想は観た人それぞれ違うので、内容以外の面で大ヒットしている秘密に迫ってみたい。

シン・シリーズとは?

そもそもシン・シリーズとは何か。

ここで確認しておこう。第1作目は2016年の『シン・ゴジラ』、2作目は2021年の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で、『シン・ウルトラマン』は全2作に続くシン・シリーズの3作目となる。

更に、来年には『シン・仮面ライダー』の公開も控えており、今年2月にはその4作品がコラボレーションするプロジェクト『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース』が発表され、話題を集めている。

本プロジェクトは東宝・カラー・円谷プロ・東映の4社が立ち上げ、会社の垣根を超えて庵野秀明氏が参加する『シン』を冠とした日本を代表する4つのヒーロー作品による夢のプロジェクトだ。

誰もが知っている既存のヒーロー作品に新たな解釈を加えて制作されるシン・シリーズ。

「シン」の意味を問われた庵野秀明氏は、「新・真・神」などの様々な意味を感じてもらいたいという意図を込めて付けられたものだ」と発言している。

つまり、観る人それぞれの解釈に任せるということだろう。その他にも深・震など様々な意味にも捉えられる。

『シン・ウルトラマン』大ヒットの理由とは?

全2作も大ヒットを記録しているが、今作『シン・ウルトラマン』の大ヒットの理由を、以下の5つのポイントでまとめてみた。

往年のファンが人気を支えている

『ウルトラマン』と言えば、『仮面ライダー』と並んで昭和に大ヒットした誰もが知っている特撮ヒーロー。

今作は、1966~1967年にテレビ放送された初代ウルトラマンが基になっている。当時夢中になってテレビを観ていた世代は、現在50代後半~60代くらいだろう。

その世代が多く劇場に足を運んでいることは容易に想像がつく。初代ウルトラマンのオマージュにあふれ、本編を観るまではわからないサプライズ的な内容もあるので、リアル世代に大きな満足感を与えている。

しかし、もちろんその世代だけでここまでの大ヒットになることは難しい。

初代ウルトラマンをリアルタイムでは観ていなかった少し下の世代から、若い世代まで幅広く惹きつけているからこその大ヒットであるだろう。

既に2作品が公開されて大ヒットしている『シン・シリーズ』そのもののファンが多く存在し、この映画の大ヒットを支えているのも間違いないだろう。

ウルトラマンへの飢餓感

『ウルトラマンシリーズ』と並ぶ特撮ヒーロー『仮面ライダー・シリーズ』は、現在もテレビ放送され、平成以降は昭和のシリーズとは一味違い、たくさんの人気イケメン俳優を輩出していることでも知られ、今なお人気を博している。

テレビドラマシリーズに加え、劇場版も毎年公開されている。しかし、『ウルトラマン・シリーズ』は現在地上波では放送されていない。

つまり、仮面ライダーに比べてウルトラマンにはレア感や特別感があるのではないだろうか。

スクリーンで見られる喜び

『ウルトラマン』はテレビ・シリーズなので、その懐かしいウルトラマンを劇場の大きなスクリーンで、大迫力で観られるということも魅力的である。

もちろん過去にも劇場作品は何作も製作されている。しかし大ヒットした『大決戦!超ウルトラ8兄弟』(2008年)から14年ぶり、しかもあの庵野秀明氏が手掛ける『シン・シリーズ』とあってファンの期待は大きく膨らみ、劇場に足を運ぶ要因になっているのだろう。

テレビ・シリーズは1回30分だが、映画ではもちろん2時間半近くのボリュームになっている。映画ならではの豪華版が味わえるのも魅力であるだろう。

大ヒット作にはつきものの賛否両論

様々なメディアで『シン・ウルトラマン』についての記事やレビューが載っているが、もちろん高評価ばかりではない。

しかし、どんな作品でも全員が手放しで褒めたたえることはあり得ない。批判的な意見は必ず存在するし、話題作であればなおさらである。

ましてや、昭和や日本を代表する誰もが知っている大ヒーローの映画なので、古くからの熱狂的なファンだからこそ受け入れられない部分があるかもしれない。

「昔のウルトラマンとは違う」「怪獣とのバトルシーンが少なくて不満」などの意見もあるようだし、「いろいろ詰め込みすぎて散漫」との意見もある。

1回30分のテレビ・シリーズを映画で観られる喜びと同時に、長く続いたテレビ・シリーズを2時間半の映画にまとめる難しさもあっただろう。

そういった批判の声も含めて、自分の目で確かめたいという気持ちにさせるのが『シン・シリーズ』であり、日本人が愛するヒーロー、ウルトラマンであるのだろう。

まだ鑑賞していない方は、是非自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。


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