社会・文化

2回目の立てこもり事件!1回目は10年前

長久保容疑者の素顔

埼玉県川越市のインターネットカフェで21日夜に起きた人質立てこもり事件で、逮捕監禁容疑で現行犯逮捕された長久保浩二容疑者。

移送される警察車両の中では顔を隠すこともなく、両手でピースサインをしておどけた表情を見せた。

捜査関係者によると、事件当時、長久保容疑者は所持金14円しか持っておらず、インターネットカフェの利用料金を支払うには足りない額だった。

県警は、事件を起こした動機を所持金がなくなり自暴自棄になった為とみている。

実は、長久保容疑者が人質立てこもり容疑で逮捕されるのは今回が2回目にあたる。

なぜ立てこもりをしてしまうのか?

長久保容疑者の素顔に迫る。

埼玉県のネットカフェ立てこもり事件の概要

男はネットカフェ「快活CLUB川越脇田新町店」の個室を21日午前から利用していた。

同日の午後10時ごろ、隣の個室に女性店員が清掃に来た際、カッターナイフを手に押し入り、鍵をかけて出てこなくなった。

2畳程度のこの小さな個室内に、女性店員を人質に立てこもった。

店から通報を受けた警察が駆けつけ、インターホンなどで説得に当たる捜査員に「うるせー、この野郎」などと興奮した様子を見せ、「ぶっ殺すぞ」と声を荒らげる場面もあった。

午前3時頃に、警察が個室に突入し、長久保容疑者を確保した。

長久保容疑者は10年前に起こした信金での立てこもり事件で懲役9年の判決を言い渡され服役し、春に出所してから2カ月あまりしかたっていなかった。

10年前の愛知県信金立てこもり事件

10年前の2012年11月22日、愛知県豊川市の豊川信用金庫蔵子支店で立てこもり事件起きた。

当時、男は女性客の首にサバイバルナイフを突き付けながら入店し、職員を含めた5人を監禁して人質にした。

警察は説得に当たったが「総理大臣をすぐ辞めさせろ」「報道機関を呼べ」などと、政治的な要求を繰り返した。 

約13時間後の23日午前2時45分ごろ、愛知県警は2階の窓ガラスをバーナーで焼き切り、店内に一斉突入した。

男が1階のソファでうたた寝していた隙に、飛びかかって身柄を拘束した。

この時の犯人が長久保容疑者であった。

立てこもり事件の動機

その後の公判の中では、事件の動機について「刑務による更生や、国の外交に不満があった」社会への不満や世間への問題提起を語った。

立てこもりの前例として、1979年に大阪で起きた三菱銀行北畠支店人質立てこもり事件に関する動画をインターネット上で見て、事件を計画したことも明らかになった。

しかし、自分の事件を振り返って「実際はあまり影響力がなかった。

もっと違う形で、世間にアピールできたと思う」と後悔をあらわにしていた。

2013年4月に、懲役9年の実刑判決を受け、刑務所に服役することになった。

今回の立てこもり事件を起こす前

今年4月1日に出所した後は、埼玉県で住み込みで土木作業員の仕事をしていたが、事件の数週間前からは、仕事にいかず県内のネットカフェを転々としていた。

事件当時の所持金は14円だったとされている。


母親「あの子は気持ちが弱いんだと思います。

雑誌からのインタビューで長久保容疑者の母親は「被害者の方には本当に申し訳ない気持ちです」と頭を下げながら現在の心境を語った。

「息子にはもう10年会っていませんし、40歳も過ぎているので面倒をみる気にもなりません。逮捕された時にピースサインをしているのも見ましたが、まったく何のアピールだかわからない、本当にバカでただ情けないと思いました。」

長久保容疑者の性格については「あの子は気持ちが弱いんだと思います。自分が思うようにならないと、事件を起こしてしまう。」

「小さい頃も気に入らないことがあると全身でイライラしていることをアピールすることが多かった。人のせいにするクセも治らなかった」と語った。


埼玉県で起こったネットカフェ立てこもり事件の詳細はこちら→

埼玉 ネットカフェ立てこもり 犯人 現行犯逮捕

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