元KAT-TUN 田口淳之介が予想外の転身
「逮捕された瞬間は、率直に『終わった』と思いました。」
2019年に大麻所持で逮捕された、元KAT-TUNの田口淳之介。
2016年春にジャニーズ事務所を退所するまでは、元KAT-TUNの中でも優等生王子様キャラがファンの間で定着していたため、想定外の麻薬関係の事件を起こして世間から注目を浴びた。
その後、アイドルとしての生活は終わったが、現在は何をしているのだろうか?
2019年 大麻取締法違反で逮捕

2019年の5月22日、関東信越厚生局麻薬取締部は大麻を自宅で所持していたとして当時、人気アイドルグループであった「KAT―TUN」の元メンバーで会社経営の田口淳之介(33)と当時の彼女であった小嶺麗奈(38)を大麻取締法違反の疑いで現行犯逮捕したと発表した。
麻薬取締部によると、田口、小嶺両容疑者は22日、同居する世田谷区の自宅で、乾燥大麻を所持した疑いがある。
家宅捜索で乾燥大麻数グラムと吸引用の器具が見つかったという。
その後、同年10月に執行猶予2年付きの有罪判決を受け、保釈された時に「土下座謝罪」をしたことが今でも印象に残っている人が多いだろう。
「逮捕された瞬間は、率直に『終わった』と思いました。」
元KAT-TUNの田口淳之介(36)は、逮捕された時の心境をそう振り返った。
「僕は全国ツアーを控えていました。勾留先の湾岸署を出て、大勢の報道陣を目の当たりにして、何よりもファンの期待を裏切ってしまったことへの反省が強く湧きました。このような方法でしか態度を示せないと、衝動的に土下座をしていました」
そして何故大麻に手を出してしまったのかの理由に
「大麻を使用したのは、孤独感とプレッシャーに押しつぶされそうになっていたのが一因です。そういう時に、大麻に助けられたというか、逃げてしまったんです。」と話した。
「でも、あれから色々な方のサポートがあって、今の自分があります。感謝しかありません」と語り、「プロ雀士」に転向したことを明らかにした。

「プロ雀士」としての新たな挑戦
自身の趣味が高じて21年に出演した麻雀の企画では、プロ雀士を次々と破るほどの雀力を発揮し、業界で大きな話題になった。
そして’22年3月に日本プロ麻雀協会への入会を発表。アーティスト活動とプロ雀士の“二刀流“を究める決意をした。
将来の目標はという問いに「Mリーガーになることです。自分の団体のリーグやトーナメントで結果を出してタイトルを取るのはもちろん大事ですけど、やっぱり「Mリーグ」という華やかな舞台に自分が立てるようになりたいと思っています」と語った。
そして、先日覚醒剤取締法違反の容疑で3回目の逮捕をされた元KAT-TUNの田中聖容疑者には「『終わった』と思った僕もここまで立ち直れた。聖にも前を向いて頑張ってほしいと思います」とエールを送った。
田口の今後の活躍に期待していきたい。

田口淳之介とは?
田口容疑者は1985年生まれ。99年にジャニーズ事務所に入所。
2001年のKAT―TUNの結成メンバーで、06年に「Real Face」でCDデビューした。映画やテレビドラマに出演し、14年には舞台「フォレスト・ガンプ」で初の単独主演を飾るなど俳優としても活躍していた。
