映画化もされた大人気漫画『ザ・ファブル』、TVアニメ化決定!
連載第2部最終回と同時にテレビアニメ化決定の発表
映画化もされた人気漫画『ザ・ファブル』のテレビアニメ化が発表された。
南勝久原作の漫画は、2014年から2019年まで『週刊ヤングマガジン』(講談社)で第1部が連載され、2019年に岡田准一主演で映画化された。
その後、2021年から『ザ・ファブル The second contact』のタイトルで第2部の連載が開始され、2023年7月10日発売の『週刊ヤングマガジン』に最終回が掲載された。
原作コミックスの累計発行部数は2200万部を突破し、2017年には“第41回講談社漫画賞”の一般部門を受賞している。
尚、原作コミックスは第1部が1〜22巻、第2部は現在1〜7巻まで刊行されており、8月に8巻、11月に9巻が発売される予定となっている。
また、映画の続編も第1作目に続き岡田准一主演で2021年に公開され、映画2作の累計興行収入は31億円を超えている。
主人公のファブルは幼少期から殺し屋としての英才教育を受け、どんな敵でも6秒以内に仕留める無敵の殺しの天才。
そのファブルが、ある日突然組織のボスから「1年間誰も殺してはならない」との命令を受け、佐藤明(アキラ)と名乗り、全く人を殺さない普通の日常生活を送る物語。
しかし、次々に敵や危険がファブルを襲い、振り回される様子を描いたアクションンコメディー。
テレビアニメ版は、1960年代から『リボンの騎士』『ムーミン』などの大ヒットアニメを手掛けてきたベテラン、高橋良輔が監督を務める。
そのほかのスタッフは、脚本とシリーズ構成を高島雄哉、脚本は高島のほかに森田眞由美も担当する。
また、キャラクターデザインを大下久馬、長谷川早紀、羽山淳一、アニメーション制作は手塚プロダクションが行うことも発表された。

原作者と監督からのコメント
『ザ・ファブル』のテレビアニメ化に当たり、原作者の南勝久は「実写映画に続き、このたびのアニメ化と、また1つ夢・目標に手が届き、関係者の皆さまには大変感謝しております」と喜びと感謝のコメントを発表した。
「『ザ・ファブル』の構想を練り出した時点から、密かに実写映画化とアニメ化の両方を念頭に入れておりました」と明かした。
「昨年、髙橋良輔監督達が僕の地元まで足を運んでくれて、今作のことを熱く語られているのと聞いたとき、このアニメはよいものになると直感いたしました。
原作ファンの皆さん、漫画と同じように動くアニメの『ザ・ファブル』をぜひ楽しみにしていてください」と呼びかけ、
「僕も皆さんと同じくワクワクしながら感性を待ち望んでおります」と期待を寄せた。
髙橋良輔監督は、「“紙面上のキャラに針を落とすと血が出るような…”。これは単行本1巻の表紙裏に書かれた原作者の言葉である。
正にアニメの『ザ・ファブル』が目指すものもこの1点にある」とし、
「作品の中で描かれる“強さ”も“優しさ”も“侠気”も“狂気”も、切れば噴き出す熱い血を持ったキャラクター達によって語られなければならない。
いざ、我ら一同も身震いして佐藤兄妹と共に浪花へ!」とのコメントを発表した。

迫力あるビジュアルも公開
テレビアニメ化決定の発表と同時に公開されたティザービジュアルでは、“一年間、誰も殺さない―。”“普通に暮らすプロとして―。”との文章とともに、愛用する銃“ナイトホークカスタム”を手にしたファブルが迫力あるタッチで描かれている。
ファブルは自宅では全裸で過ごすという設定のためか、ビジュアルでのファブルは胸から上しか描かれていないが服を着ていない。
テレビアニメ版『ザ・ファブル』の公式サイトも開設され、イントロダクションとして“最高の天才殺し屋”“寓話と呼ばれし無敵の殺し屋ファブルのカッコよく、滑稽で、そして少し風変わりな1年間の殺し屋生活が始まる!“などの文章が書かれている。
アニメの詳しいスタート日や放送日程などの詳細はまだ明らかになっていないが、今から内容に期待し、放送開始を待ち遠しく感じられるサイトとなっている。
テレビアニメ版でシリーズ構成と脚本を担当する高島雄哉は、自身のTwitterにて、
「連載開始時より大ファンで、お声掛けいただいたときは喜びのあまり叫んでしまいました」と喜びをツイート。
続けて「今回はプロとして南先生の原作にあくまでも忠実に、そのうえでアニメの面白さを追求しています。 お楽しみに」と投稿し、アニメ化に対する意欲を綴った。
また、別のツイートでは、Twitterの日本トレンドに “ザ・ファブルアニメ化”“髙橋良輔”が入ったことを記し、
「みなさまありがとうございます。良輔監督もきっとよろこびます」と投稿。
そして、ファンからは「ファブルのアニメ化めちゃくちゃ嬉しいです」「監督は高橋良輔。ファンとして期待しよう」など、喜びや歓迎のツイートが投稿されているほか、
「声優誰かな?」と、出演する声優の発表を心待ちにしているツイートもあった。
今後、放送日や声優が発表されることを心待ちに、続報を楽しみに待とう。
