トム・クルーズ、3年10か月ぶりの来日を果たす!
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出世作の続編『トップガン マーヴェリック』引っ提げ、六本木で来日会見
ハリウッドの人気俳優トム・クルーズが来日した。
2018年に映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』公開時のプロモーションで来日して以来、3年10か月ぶりとなる。
今回の来日の目的は、主演映画『トップガン マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー監督、5月27日公開)のプロモーションのため。
『トップガン マーヴェリック』は、1986年に公開された出世作『トップガン』の36年ぶりとなる続編。
『トップガン』の世界的大ヒットがトムを一躍世界のトップスターへと導いた、大切で思い入れのある作品の久しぶりの続編だけに、語る言葉にも熱がこもる。
新作は、アメリカ海軍パイロットのエリート養成校“トップガン”に教官として戻ってきた伝説のパイロット、マーヴェリック(トム)が若きエースパイロットと一緒に危険なミッションに挑むというストーリー。

ついに『トップガン マーヴェリック』日本でも公開!
当初は2019年に公開が予定されていたが、制作の都合で2020年に延期が発表された。
しかし、その後も新型コロナウイルス感染拡大の影響で再三の延期を経て、ようやく公開に漕ぎつけた。
5月23日に六本木で行われた来日会見には映画のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーと一緒に登場し、「また戻ってくることができて、嬉しく思います」と笑顔を見せた。
会見の冒頭では、「皆さん、こんにちは。ジェリーと前作を作ってから36年が経ち、この作品をお届けするのに2年待ちました」と語った。
「皆さんとこの作品をともにすることができることに興奮しており、僕達にとって感動的な場面です」と感無量の表情。
そして「非常にエキサイティングで、ワクワクしています。大きなスクリーンで楽しんでもらうために作ったので、是非楽しんで!」と呼びかけた。
プロデューサーのジェリーは、「日本に来るというのは、いつでも光栄なこと。また来ることができて嬉しく思います」と話した。

36年ぶりの続編、原作超えるアクション
36年ぶりの続編を制作したことについてトムは「なぜ作ったかというと、ファンの皆さんのため」と断言。
「何十年にも渡り、ファンの皆さんから続編を希望する声が届いていたけど準備ができず。1980年代からやりたいことがたくさんあり、この作品が特別だという思いもあった。ジェリーと一緒にまた仕事がしたかったし、また仕事をするには正しいことをしなければならなかった」と言葉を続けた。
映画では、他のキャスト達とともに壮絶なG(重力加速度環境)に挑み、実際の戦闘機にも乗り込んでの撮影も行った。
「観てくださった皆さんに、まるで本物の戦闘機に載っているような新しい体験をお届けすることができるはずです」と自信を見せた。
この映画や物語への思いが強かったからこそ、本作の完成には「前作を観ていただいた時と同じく、生きることをたたえるような感覚を持ってもらえると思う。皆さんを必ず楽しませます!」と胸を張った。
「自分の限界を超えるチャレンジをしながら、観客の皆さんに今まで以上に楽しんでもらいたいという思いで作りました」と映画をアピールした。
実際にパイロット免許を持っているトムは、よりリアルな空撮シーンを追求し、何度も撮り直しを重ねたという。
過酷な撮影の連続には、「複雑で、解決しなければならない問題がたくさんあった。今回の撮影については何時間でも語ることができる」とのこと。
撮影に当たっては3か月にも渡る飛行トレーニングプログラムを監修。
他のキャスト達とプログラムに取り組み、段階的に訓練を積んだので、その成果を見てほしいときっぱり。
戦闘機のコックピットないに、日本製の超高性能カメラIMAXを6台搭載するという前代未聞の撮影も実施。
「ただ単に続編を作るというだけではなく、限界を超えられるよう、もっとできる、もっと楽しんでもらえるという思いを込めて制作した」と力説。ジェリーは「トムはこれまで映画界における最高の監督や役者達と仕事をした経験の中で、様々なことをスポンジのように吸収してきた。今作では、その知識や経験が発揮されている」と絶賛。
トムも「ジェリーからもたくさんのことを学んだ。彼はヒット作の多いプロデューサーとしてだけではなく、映画に対する情熱は衰えるどころか、もっと熱くなっている。一緒に現場にいて、時間すら忘れてしまうような体験をした」と感謝した。
今年、還暦を向けるトムクルーズ「映画人として有能であり続けたい」
7月3日は還暦を迎えるトム。
若さの秘訣については「シンプルだが、一生懸命努力すること」と答えた。
自身の役者人生についても「シンプルだが、精一杯努力し、一生懸命に仕事するだけ」と語る。
「常に自分をもっと高めようと努力し、超えなくてはならない山に挑んできた」と、そのチャレンジし続ける姿勢こそが若狭の秘訣のようだ。
「自らの夢を叶えることができ、幸せ。人生はいつも映画とともにあり、映画人として有能であり続けたい」と熱く語る場面もあった。

