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ユーミン6年代で1位獲得の快挙! レジェンドのその先へ

前人未到の6年代連続1位獲得の大記録達成!

10月4日にリリースされた、ユーミンこと松任谷由実の最新ベストアルバム『ユーミン万歳!~松任谷由実50周年記念ベストアルバム~』が、17日付のオリコンアルバムチャートで、初週の売上枚数19.1万枚を記録し、1位を獲得したことが発表された。

このアルバムはユーミンのデビュー50周年を記念し、民放ラジオ99局が行った“スピーカーでラジオを聴こう”キャンペーンの企画として『ユーミンリクエストWEEK』に寄せられたリクエスト曲と、リスナーの曲にまつわるエピソードを基に選曲された、全51曲入りの3枚組ベストアルバム。

ユーミンのアルバムがオリコン1位を獲得するのは、2018年リリースのベストアルバム『ユーミンからの、恋のうた』以来4年ぶりで、通算25作目。

同アルバムが初登場1位を獲得したことで、ユーミンがデビューした1970年代から、1980年代、1990年代、2000年代、2010年代、2020年代の6年代連続で1位獲得という前人未到の記録を打ち立てたことになる。

同時に、昭和、平成、令和の3元号でのアルバム1位獲得も達成。この記録は、矢沢永吉、竹内まりや、桑田佳祐、山下達郎に続く5組目の記録達成者となった。

そしてさらに、自身の持つ“週間アルバムランキング通算1位獲得作品数”も記録更新となった。

ユーミンは68歳9カ月での1位獲得だが、これは女性アーティスト歴代1位。19.1万枚の売り上げは、今年度のソロアーティストの初週売上枚数として最高記録。

アルバムタイトル通り、まさに“ユーミン万歳!”と言える記録ラッシュで、50周年のメモリアルイヤーに花を添えた。

松任谷由美さん、おめでとうございます!
松任谷由美さん、おめでとうございます!

「長きにわたっての1つの証明であり誇り」

大記録達成についてユーミンは、「6年代1位は、長きにわたっての1つの証明にはなると思って、誇りに思っている」「前人未到の記録は嬉しいものだが、嬉しさ2割、あとは人生って儚いという切ない気持ちが今、心を占めている。

だからこそ、輝きたいと思ってやってきた」とコメントした。

「振り返ると、つくづく多作だった。多作であるということは、アーティストにとって大事な要素の1つだと思っている。

いろいろな角度で世の中を切り取るって言うことが、沢山の作品を出すことでできてきたのではないか」と自負。

「作品の内容だけではなく、ジャーナルな視点というのも含まれて、ここまでやってきたと思っている」と胸を張った。

常日頃、「私の歌だけが“詠み人知らず”として残っていくことが理想」だと語ってきたが、今回も「私のゴールは“読み人知らず”の歌になること。

私が死んでも、名前が残らなくても、その歌だけをみんなが知っている状態が理想。また一歩近づけたのではないか」と喜びをかみしめた。

輝きたいと喜びをかみしめる
輝きたいと喜びをかみしめる

歴史とこだわりとファンの思いが詰まったベストアルバム

『ユーミン万歳!』は、まさに50年もの間日本の音楽シーンの最前線を走り続けてきた証明となるような名曲揃い。

選曲にあたり、ラジオのリスナーから寄せられたエピソードは約2万通。

アルバムに封入されているブックレットには各曲に寄せられたエピソードが紹介されているが、まさにファンの人生と共にユーミンの歌があったことを実感させられる素敵なエピソードばかり。

また、アルバムで話題を集めているのは、最後に収められた新曲『Call me back』。

この曲のアーティスト名の表記は“松任谷由実 with 荒井由実。

“50年の時を超えて”のテーマで、現在のユーミンと、最新のAIで再現されたデビュー当時の荒井由実のボーカルとのデュエット曲だ。

また、全曲がグラミー賞を受賞したエンジニアGOH HOTODAによりミックスし直され、数曲はユーミンの夫でプロデューサーである松任谷正隆自身がオリジナルマルチまで遡り、エディットとリミックスを手掛けているというこだわりぶり。

アルバムを聴いたリスナーからも、「音が全然違う!」と驚きの感想が聞かれる完成度となっている。

尚、初回限定盤に収められている映像特典には、『荒井由実×松任谷由実 ダイアローグ』と題し、AIで再現された荒井由実と現在のユーミンとの対談が収録されている。

現在はツアー第1期となる2023年5月13日のぴあアリーナMM公演から、8月20日の日本ガイシホールまでの日程が発表されており、第2期のスケジュールは後日発表となるが、12月まで全50公演を行う予定。

全50公演に期待!
全50公演に期待!

大規模なアリーナツアー開催!

2020年にリリースしたアルバム『深海の街』を引っ提げた全国ツアー中を2021年9月からスタートし、今年の7月9日の神戸国際会館こくさいホールまで全60公演を終えたばかりだが、デビュー50周年を記念し、来年からアリーナツアーを開催することも発表されている。

デビュー以来の通算公演数は、2531公演、総動員数は864万人以上。

来年のツアーは、50公演で50万人動員予定で、キャリア最大となる。

ツアーの開催が発表された8月には、自身のTwitterで「行くぜいっ!50本!」と気合の入ったツイートをしていたユーミン。

今回の大記録達成で、ツアーに向けての準備にはますます力が入ることだろう。

ツアーは、アリーナの中央にステージを設置するセンターステージになるという。

9月27日と10月2日の2週にわたって放送された『関ジャム完全燃SHOW』(テレビ朝日系)の「松任谷由実特集」でのインタビューで、「レジェンドのその先に行きたい」とコメントしていたが、すでにレジェンドとして君臨しているユーミンが、レジェンドのさらにその先へと歩みを進めている。

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